小惑星しょうわくせい標本閉ひょうほんとめた頑固がんこやっとひらいた NASA

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Jan 13, 2024 21:01 0
Furigana
日本報紙

米航空宇宙局べいこうくううちゅうきょく(NASA)は11にち地球近傍小惑星ちきゅうきんぼうしょうわくせい「ベンヌ」で回収かいしゅうした貴重きちょう標本ひょうほんめたまま、なかなかひらかなかった2を、すうげつかけてようやくひらことができたと発表はっぴょうした。

NASAはこれまでに、探査機たんさき「オシリス・レックス」がベンヌで採集さいしゅうした岩石がんせき粉塵約ふんじんやく70グラム回収かいしゅうしている。ところが昨年さくねん10がつ標本採集ひょうほんさいしゅう使つかったロボットアームの内部ないぶあるカプセルに一部いちぶ物質ぶっしつのこり、とどかない状態じょうたいにあることをあきらかにした。

ロボットアームTAGSAMのヘッド部分ぶぶんは35じられていて、そのうちなかなかけなかった。

こじけるのは簡単かんたんではなかった。標本ひょうほんきずつけたりよごしたりするリスクを最小限さいしょうげんおさえるため、NASAは事前じぜん承認しょうにんされた機材きざい道具どうぐ使つか必要ひつようがあった。

そうした道具どうぐせま空間くうかんなか機能きのうするものでなければならず、ながさやおもさ、うごかす範囲はんいにも制約せいやくがあった。

「キュレーションチームは目覚めざましいねばつよさをせ、われわれ分解ぶんかいつづけられるよう、あの頑固がんこをTAGSAMのヘッドからはずという素晴すばらしい仕事しごとをやってのけた。われわれこの成功せいこう歓喜かんきしている」。プロジェクトをひきいるNASAのニコール・ラニングそうコメントしている。

この問題もんだい対応たいおうするため、NASAは外科器具用げかきぐよう鋼鉄こうてつから2道具どうぐ制作せいさくした。

11日午後にちごご時点じてんで、められていた標本ひょうほんまだあきらかになっていない。分解ぶんかい工程こうていまだいくのこっているといい、その工程こうてい完了かんりょうしたあとかくされていた標本ひょうほん写真しゃしん撮影さつえいし、しておもさをはかことができる説明せつめいしている。

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