日本新聞: JAL新社長は客室乗務員出身鳥取三津子専務 59歳

JAL新しん社長しゃちょうは客室きゃくしつ乗務じょうむ員いん出身しゅっしん鳥取とっとり三津子みつこ専務せんむ 59歳さい

Jan 17, 2024 19:01

Furigana

日本にっぽん航空こうくうは今いまの赤坂あかさか祐二ゆうじ社長しゃちょうの後任こうにんに、客室きゃくしつ乗務じょうむ員いん出身しゅっしんの鳥取とっとり三津子みつこ専務せんむを起用きようする人事じんじを発表はっぴょうしました。

これは日本にっぽん航空こうくうが17日にち開ひらいた記者きしゃ会見かいけんで発表はっぴょうしました。

ことし4月つき1日にち付づけで社長しゃちょうに就任しゅうにんする鳥取とっとり氏しは59歳さい。

1985年ねんに入社にゅうしゃし、客室きゃくしつ乗務じょうむ員いんを長ながく務つとめ、客室きゃくしつ本部ほんぶ長ちょうなどを経へて、現在げんざいは専務せんむでグループの最高さいこう顧客こきゃく責任せきにん者しゃを務つとめています。

日本にっぽんの航空こうくう大手おおてで女性じょせいが社長しゃちょうとなるのは初はじめてです。

会見かいけんで鳥取とっとり氏しは、入社にゅうしゃして客室きゃくしつ乗務じょうむ員いんになった年としに日航にっこうジャンボ機じゃんぼきの墜落ついらく事故じこが起おきたとして、「当時とうじ、受うけた衝撃しょうげきは大変たいへん強つよく心こころに刻きざまれている。当時とうじを知しるものとして、安全あんぜん運航うんこうを次つぎの世代せだいに継承けいしょうする強つよい責任せきにん感かんを持もっている。航空こうくう会社かいしゃの根幹こんかんである安全あんぜん運航うんこうには今後こんごも揺ゆるがぬ信念しんねんを持もって強つよい思おもいで取り組とりくみたい」と述のべました。

また、2018年ねん4月つきから社長しゃちょうを務つとめてきた赤坂あかさか氏しは代表だいひょう権けんのある会長かいちょうに就任しゅうにんし、植木うえき義晴よしはる会長かいちょうは退任たいにんします。

日本にっぽん航空こうくうは新あらたな社長しゃちょうのもとで、今月こんげつ2日にちに羽田はた空港くうこうで発生はっせいした海上かいじょう保安庁ほあんちょうの航空こうくう機きとの衝突しょうとつ事故じこへの対応たいおうなど安全あんぜん運航うんこうの確保かくほや、国内外こくないがいの旅行りょこう需要じゅようが回復かいふくする中なかで、今後こんごの事業じぎょう展開てんかいをどう図はかるかといった課題かだいに取り組とりくむことになります。

赤坂あかさか社長しゃちょう“安全あんぜん面めんの対応たいおう進すすめ利用りよう者しゃの不安ふあん払拭ふっしょくしたい”

羽田はた空港くうこうで日本にっぽん航空こうくうの旅客機りょかくきと海上かいじょう保安庁ほあんちょうの航空こうくう機きが衝突しょうとつした事故じこについて、日本にっぽん航空こうくうの赤坂あかさか社長しゃちょうは17日にちの記者きしゃ会見かいけんで、「ご搭乗とうじょうのお客様おきゃくさまには大変たいへんなご心痛しんつう、ご迷惑めいわくをかけたことを心こころよりおわびしたい。乗客じょうきゃく乗員じょういん全員ぜんいんの命いのちが救すくわれたのは、乗務じょうむ員いんの日頃ひごろの訓練くんれんとお客様おきゃくさまのご理解りかいとご協力きょうりょくがあってこそだったが、事故じこ当時とうじの恐怖きょうふやストレスを感かんじているお客様おきゃくさまもいらっしゃるので、今後こんごもフォローアップをしていきたい」と述のべました。

そのうえで、赤坂あかさか社長しゃちょうは、16日にちも新しん千せん歳さい空港くうこうで航空こうくう機きが接触せっしょくするなど、事故じこやトラブルが相次あいついでいることを踏ふまえ、「航空こうくうに対にたいする不安ふあん感かんが高たかまっているのは事実じじつで、航空こうくう業界ぎょうかい全体ぜんたいとして、いったい何なにが起おきたのか、それにどう対応たいおうしていくのかという情報じょうほうの開示かいじをできるかぎり早はやく行おこない、安心あんしんをしてもらえるように取り組とりくんでいきたい」と述のべ、安全あんぜん面めんの対応たいおうを進すすめ、利用りよう者しゃの不安ふあんを払拭ふっしょく（ふっしょく）したいという考かんがえを示しめしました。