Actualités japonaises: 新型コロナ対応国と地方自治体の連携「できている」8割

新型しんがたコロナ対応たいおう国くにと地方ちほう自治体じちたいの連携れんけい「できている」8割わり

Apr 4, 2023 07:04

Furigana

統一とういつ地方ちほう選挙せんきょを前まえに、NHKが全国ぜんこくすべての知事ちじと市区しく町村ちょうそん長ちょうにアンケートした結果けっか、新型しんがたコロナへの対応たいおうで国くにと地方ちほう自治体じちたいの連携れんけいが「できている」と8割わりが回答かいとうした一方いっぽう、情報じょうほう共有きょうゆうなどの面めんでは課題かだいも浮き彫うきぼりになりました。

NHKは統一とういつ地方ちほう選挙せんきょを前まえに、全国ぜんこく1788人にんのすべての知事ちじと市区しく町村ちょうそん長ちょうを対象たいしょうに、初はじめての大だい規模きぼ一斉いっせいアンケートを行おこない、93％にあたる1664人にんから回答かいとうを得えました。

新型しんがたコロナへの対応たいおうをめぐって、国くにや都道とどう府県ふけん、市区しく町村ちょうそんの連携れんけいや情報じょうほう共有きょうゆうがどの程度ていどできていると考かんがえるか尋たずねたところ、

▽「十分じゅうぶんできている」が8.5％

▽「ある程度あるていどできている」が74.3％と、「できている」との答こたえが合あわせて8割わりを超こえました。

一方いっぽう、

▽「あまりできていない」は15.9％

▽「全まったくできていない」は0.6％でした。

「ある程度あるていどできている」と答こたえた福島ふくしま県けんの内堀うちぼり知事ちじは、全国ぜんこく知事ちじ会かいの緊急きんきゅう対策たいさく本部ほんぶで本部ほんぶ長ちょう代行だいこうを務つとめ、国くにへの提言ていげんの取とりまとめにあたってきました。

内堀うちぼり知事ちじは「この3年間ねんかんの闘たたかいは初はじめての経験けいけんで、模索もさくから始はじまった。象徴しょうちょう的てきなのが『まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち』だ。当初とうしょは適用てきようされるまで極きわめて長ながい時間じかんがかかったが、『もっと使つかいやすくしてほしい』と国くにに訴うったえ、知事ちじの判断はんだんでスムーズにできることになった」と振り返ふりかえりました。

そのうえで「新型しんがた感染かんせん症しょうという国難こくなんに対応たいおうするため、政府せいふが全国ぜんこく知事ちじ会かいをはじめ、地方ちほう6団体だんたいと一緒いっしょに取り組とりくんだ。地方ちほう分権ぶんけんの姿すがたを指し示さししめすものであり、地方ちほう分権ぶんけんのあり方ありかたが一ひとつ上じょうのステージに上あがったと思おもう」と述のべました。

一方いっぽう、アンケートでは「できていない」と回答かいとうした知事ちじや市長しちょうらに、課題かだいや教訓きょうくんを聞きいたところ「国くにからの情報じょうほう提供ていきょうが遅おそく、事業じぎょうの企画きかく・検討けんとうを行おこなうための十分じゅうぶんな期間きかんが取とれなかった」「コロナ感染かんせん者しゃの情報じょうほうが市町村しちょうそんには提供ていきょうされず、初動しょどうが取とれなかった」など、情報じょうほう共有きょうゆうを課題かだいに挙あげる声こえが数多かずおおく寄よせられました。