陸上自衛隊の
ヘリコプターが
沖縄県の
宮古島の
周辺で
消息を
絶った
事故は、
発生から5
日となりますが、
隊員につながる
有力な
手がかりは
見つかっていないことから、
自衛隊は
捜索範囲を
広げて
発見を
急いでいます。
今月6日、陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県の宮古島の周辺で消息を絶った事故では、乗っていた10人が今も行方不明となっています。
これまでの捜索では、当時、機体に乗っていた隊員のヘルメットや燃料タンクの一部などが回収されていますが、操縦席やエンジンなど機体の大部分は見つかっていません。
このため自衛隊は、海底に沈んでいる可能性もあるとみて、音波探知機を備えた掃海艇などで海中の捜索も行っています。
現場周辺の水深は20メートルから200メートルほどで、防衛省関係者によりますと、音波探知機で一定の大きさを持った物体の反応があった場合は、水中カメラなどを使って確認しているということです。
これまでの捜索では、こうした反応は数十か所以上で見つかっていますが、確認するとさんご礁や岩がほとんどで、機体の発見には至っていないということです。
現場周辺の海域は潮の流れが速いうえに、時間帯によって向きが変わるということで、自衛隊は艦艇や航空機による捜索範囲を広げて、海上保安庁とともに隊員の発見を急いでいます。