火星の
衛星に
探査機を
打ち上げて
表面の
砂を
持ち帰るという、
日本が
主導する
計画について、NASA=
アメリカ航空宇宙局が
観測機器を
提供することになり、
林外務大臣とアメリカのエマニュエル
駐日大使が
文書に
署名しました。
JAXA=宇宙航空研究開発機構が中心となって進めている、「MMX」というプロジェクトは、火星の衛星「フォボス」に探査機を着陸させ、表面の砂を採取して地球に持ち帰る計画です。
この計画にNASA=アメリカ航空宇宙局が探査機に載せる観測機器を提供することになり、外務省で、林外務大臣とアメリカのエマニュエル駐日大使が文書に署名しました。
林大臣は「日米は月の探査でも協力する計画があり、2国間の宇宙分野での協力は力強さを増している」と述べました。
JAXAは、来年度中に探査機を打ち上げる計画で、2029年度に「フォボス」の表面の砂を持ち帰り、火星にいたかもしれない生命の痕跡が衛星に残されていないか調べるほか、火星の衛星の起源などを調べたいとしています。