混乱が
続くミャンマーでは、
実権を
握る軍が
民主派勢力に対する攻勢を
強める中、
地元メディアは11
日、
北西部に
ある村が
空爆され、
女性や
子どもを
含む多くの
市民が
死亡したと
伝えました。
ミャンマーの複数の地元メディアは11日午前、ミャンマー軍が北西部のザガイン管区にある村を空爆し、女性や子どもを含む少なくとも50人の市民などが死亡したと伝えています。
当時、村では、軍に対抗する民主派勢力の組織「国民統一政府」の事務所の開所式が行われていたということです。
地元メディアが現場だとして伝えた映像では、地面がえぐられ、焦げたバイクが横倒しになっています。
一方、ミャンマー軍の報道官は、NHKの取材に対し「その空爆については知らない」と述べました。
ミャンマーでは、実権を握る軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官が民主派勢力をテロリストと呼び、全面対決する姿勢を鮮明にしています。
軍は、南東部カレン州で今月に入り空爆による攻勢を強め、タイ当局によりますと、最大で8000人がミャンマーから国境を越えてタイ側に避難する事態となっています。