カンボジアから
日本に
移送され、
特殊詐欺に
関わった
疑いで
日本人19
人が
逮捕された
事件で、
メンバーが
使用していた
ホテルの
部屋から
押収された
名簿に、
別の70
件余りの
特殊詐欺事件の
被害者の
名前や
連絡先が
記されていたことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
警視庁は
グループがカンボジアを
拠点に
詐欺を
繰り返していた
疑いが
あるとみて
実態解明を
進めることにしています。
住所・職業ともに不詳の岡本大樹容疑者(38)ら、25歳から55歳までの日本人19人は、ことし1月、都内に住む60代の女性から電子マネーおよそ25万円分をだまし取ったとして11日、カンボジアから日本に移送され詐欺の疑いで逮捕されました。
警視庁は認否を明らかにしていません。
これまでの捜査で、19人が拠点にしていたカンボジア南部の都市、シアヌークビルのホテルの部屋から押収された名簿には、被害に遭った女性の名前や連絡先が記載されていたことが分かっています。
その後の捜査で、名簿には去年4月からことし1月にかけて発生した別の70件余りの特殊詐欺事件の被害者の名前や連絡先が記されていたことが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
ホテルの部屋からは、64台のスマートフォンや、詐欺の手口をまとめたマニュアルも見つかっていて、警視庁は、グループがカンボジアを拠点に特殊詐欺を繰り返していた疑いがあるとみて、実態解明を進めることにしています。