北朝鮮は
宇宙開発をめぐり「
わが国を
世界的な
宇宙強国にするのは、
確固不動の
立場だ」と
強調しました。
北朝鮮は、
今月までに
準備を
終えると
予告した
軍事偵察衛星を
近く、
打ち上げるという
見方も
出る中、
関係国は
警戒を
強めています。
12日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は「国際有人宇宙飛行デー」に合わせて宇宙開発に関する記事を掲載しこの中で「わが国でも世界的なすう勢に即して宇宙開発事業が活発に進められている」と伝えました。
北朝鮮はこれまで、弾道ミサイル技術を使った発射を禁じた国連安全保障理事会の決議に違反し「人工衛星の打ち上げ」と称して事実上の長距離弾道ミサイルを繰り返し発射してきました。
「労働新聞」は「すべての主権国家は合法的な宇宙開発の権利を持っている。わが国を世界的な宇宙強国にするのは、確固不動の立場だ」と強調しています。
北朝鮮は今月までに初めての軍事偵察衛星の準備を終えると予告していて、韓国の情報機関は、「打ち上げる可能性は非常に高い」という見方を示しています。
北朝鮮では今月15日に「民族最大の祝日」と位置づけるキム・イルソン(金日成)主席の誕生日や、25日には軍の記念日を控えていて、関係国は警戒を強めています。