日本新聞: ウクライナ東部のバフムトで劣勢かロシアは外交活動を活発化

ウクライナ東部とうぶのバフムトで劣勢れっせいかロシアは外交がいこう活動かつどうを活発かっぱつ化か

Apr 14, 2023 19:04

Furigana

ロシアはウクライナ東部とうぶの拠点きょてんバフムトの完全かんぜん掌握しょうあくをねらい攻撃こうげきを強つよめていて、ウクライナ側がわは厳きびしい状況じょうきょうが続つづいているとみられます。

また、ロシアのラブロフ外相がいしょうは中南米ちゅうなんべいの友好国ゆうこうこくを歴訪れきほうする予定よていで欧米おうべいとの対立たいりつが深ふかまる中なか、外交がいこう活動かつどうを活発かっぱつ化かさせています。

ウクライナ軍ぐんの参謀さんぼう本部ほんぶは、14日にちもロシア軍ぐんが東部とうぶドネツク州しゅうのバフムトなどで激はげしい攻撃こうげきを仕掛しかけていると発表はっぴょうしました。

バフムトの戦況せんきょうについてイギリス国防省こくぼうしょうは14日にち、ロシア側がわは国防省こくぼうしょうと民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルとの協力きょうりょく関係かんけいが改善かいぜんして攻撃こうげきが強化きょうかされ、戦闘せんとうには、精鋭せいえいの空くうてい部隊ぶたいも加くわわっていると指摘してきしました。

そして、ウクライナ側がわは依然いぜん、バフムトの西部せいぶ地区ちくを保持ほじしているものの、特とくに過去かこ48時間じかん、激はげしい砲撃ほうげきにさらされ、一部いちぶの地域ちいきからは撤退てったいを余儀よぎなくされているとしています。

バフムトについては、アメリカのシンクタンク戦争せんそう研究所けんきゅうじょも12日にち、ロシア側がわがバフムトの76.5％以上いじょうを支配しはいしているとみられると発表はっぴょうしていて、ウクライナ側がわは厳きびしい状況じょうきょうが続つづいているものとみられます。

一方いっぽう、ロシアのラブロフ外相がいしょうは13日にち、訪問ほうもん先さきの中央アジアちゅうおうあじあのウズベキスタンで中国ちゅうごくの秦はた剛つよし外相がいしょうと会談かいだんし、ウクライナ情勢じょうせいなどをめぐり意見いけんを交かわすとともに、両国りょうこくの結束けっそくをアピールしました。

また、ロシア外務省がいむしょうはラブロフ外相がいしょうが4月つき後半こうはんからブラジル、ベネズエラ、キューバ、ニカラグアの中南米ちゅうなんべい各国かっこくを歴訪れきほうすると発表はっぴょうし、友好ゆうこう関係かんけいにある国々くにぐにとの関係かんけいを強化きょうかし、アメリカをけん制けんせいするねらいもあるとみられます。

さらにラブロフ外相がいしょうはロシアが4月つき、議長ぎちょう国こくを務つとめる国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの今月こんげつ下旬げじゅんの会合かいごうに出席しゅっせきしたい考かんがえも示しめしていて、欧米おうべいとの対立たいりつが深ふかまる中なか、外交がいこう活動かつどうを活発かっぱつ化かさせています。