トルコでは今年2月大きな地震があって、多くの人が亡くなりました。家もたくさん壊れて、今も250万人以上がテントで生活しています。
名古屋工業大学大学院の北川教授は17日、日本のNGOと一緒にトルコに行って、簡単に作ることができる家を3つ届けました。
この家は、ドームの形をしたテントに空気を入れて作ります。そのあと、テントの内側にスプレーでウレタンをつけます。4時間ぐらいで広さ20m²の家ができます。
北川教授によると、この家は外の寒さや暑さが中に伝わりにくくて、コンテナの家より安く作ることができます。北川教授は東日本大震災で家をなくした人たちの話を聞いて、この家を考えました。
この家は、市役所が使う予定です。北川教授は「家をなくした人たちに住みやすい家を届けるため、何度もトルコに来たいです」と話していました。