能登半島地震で
大きな被害を
受けた
病院の
看護師らの
離職を
防ぐため、
武見厚生労働大臣はもとの
病院に
在籍したまま、
生活が
落ち着くまで
一時的に
石川県南部の
病院で
勤務してもらう「
在籍出向」の
仕組みを
検討していることを
明らかにしました。
能登半島地震で大きな被害を受けた病院では、自宅に住めなくなったことや、子どもを預ける施設が利用できなくなったことなどを理由に退職を希望する看護師らが多くいて、医療体制を維持できるかが課題となっています。
武見厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で「能登半島北部の4つの病院には全国の医療機関から累計およそ1800人の看護職員を派遣しているのに加え、石川県などが職員本人の意向を丁寧に聞きながら、仮設住宅の整備や離職防止に向けた取り組みを検討している」と説明しました。
その上で、もとの病院に在籍したまま、生活が落ち着くまで、一時的に県南部の公立病院で勤務することができる「在籍出向」の仕組みを、県や自治体が検討していることを明らかにし、厚生労働省としても必要な助言を行っていく考えを示しました。