プロ野球やきゅうオープン戦せん ヤクルトと阪神はんしん 両りょう先発せんぱつ 安定あんていのピッチング

ヤクルト 1-0 阪神はんしん（沖縄おきなわ 浦添うらぞえ）

ヤクルトはこれがオープン戦せん初戦しょせんで、先発せんぱつ陣じんの一角いっかくをねらう球界きゅうかい最年長さいねんちょうの44歳さい、石川いしかわ投手とうしゅが先発せんぱつし、ストライク先行せんこうのテンポのいいピッチングで2回かい22球きゅうを投なげてヒットを許ゆるさず、2つの三振さんしんを奪うばい無む失点しってんの好投こうとうをみせました。

また、野手やしゅでは球界きゅうかい最年長さいねんちょうの42歳さい、青木あおき宣せん親おや選手せんしゅも「2番ばん・ライト」で先発せんぱつ出場しゅつじょうし、1回かいの第だい1打席だせきで先制せんせい点てんにつながるヒットを打うつなど2打数だすう1安打あんだ、守まもっては慣なれないライトのポジションでダイビングキャッチを見みせ、ヤクルトは40代だいのベテラン2人にんが元気げんきな姿すがたを見みせました。

一方いっぽう、阪神はんしんは、昨さくシーズン、リーグMVPと新人しんじん王おうを同時どうじ受賞じゅしょうした村上むらかみ投手とうしゅが先発せんぱつし1回かいはヒット3本ほんを集中しゅうちゅうされ1点てんを失うしないましたが、その後そのごは立て直たてなおしてヒットを許ゆるさず、3回かい43球きゅうを投なげ1失点しってんと安定あんていしたピッチングを見みせました。

試合しあいはヤクルトの6人にんの投手とうしゅ陣じんが阪神はんしん打線だせんをヒット1本ほんに抑おさえ、1対たい0で勝かちました。

石川いしかわ雅まさ規ただし「必死ひっしに投なげていきたい」

ストレートの球速きゅうそくは球場きゅうじょうの表示ひょうじで多おおくが120キロ台だいながら、2回かいを投なげてヒットを許ゆるさず無む失点しってんに抑おさえたヤクルトの44歳さい、石川いしかわ雅まさ規ただし投手とうしゅは「球たまは遅おそいが投なげどころとかタイミングで抑おさえられると思おもっているので、ストライク先行せんこうで基本きほんのまっすぐをしっかり投げ込なげこめたのがよかった」とオープン戦せん初はつ登板とうばんを振り返ふりかえりました。

そのうえで「いい状態じょうたいじゃない時ときもどうやって試合しあいをつくれるかが先発せんぱつは大事だいじだと思おもっているので、1試合しあい1試合しあい必死ひっしに投なげていきたい」とベテランらしく今後こんごの登板とうばんを見据みすえていました。

また、「2番ばん・ライト」で先発せんぱつし攻守こうしゅに元気げんきな姿すがたを見みせた2歳さい年下とししたの青木あおき宣せん親おや選手せんしゅについて聞きかれると「ノリが出でると、気持きもちが入はいるしいいバッティングもしていたので、一緒いっしょに野球やきゅうをやって楽たのしいと思おもえた」と少すこし照てれくさそうに話はなしていました。

巨人きょじん 10-1 広島ひろしま（沖縄おきなわ市し）巨人きょじんの佐々木ささきが猛もうアピール

プロ野球やきゅう、巨人きょじん対たい広島ひろしまのオープン戦せんが行おこなわれ、巨人きょじんのルーキー、佐々木ささき俊輔しゅんすけ選手せんしゅがヒット4本ほん、3打点だてんとセンターのレギュラー獲得かくとくへ猛もうアピールしました。

ドラフト3位いで巨人きょじんに入団にゅうだんしたルーキーで右みぎ投なげ左ひだり打うちの外野がいや手しゅ、佐々木ささき選手せんしゅは沖縄おきなわ県けん沖縄おきなわ市しで行おこなわれた広島ひろしまとのオープン戦せんに7番ばん・指名しめい打者だしゃで先発せんぱつ出場しゅつじょうしました。

佐々木ささき選手せんしゅは2回かいの第だい1打席だせきで左中間さちゅうかんに先制せんせいのタイムリーツーベースを打うつと、3回かいにもレフトの頭上ずじょうを越こえる2点てんタイムリーツーベースと2打席だせき連続れんぞくで結果けっかを残のこしました。

この後のちもヒットを重かさね5打数だすう4安打あんだ3打点だてんと固かため打うちを見みせて、センターのレギュラー獲得かくとくへ猛もうアピールし「逆ぎゃく方向ほうこうへしっかり打うつという自分じぶんの持ち味もちあじを出だすことができた」と手応てごたえを感かんじていました。

そのうえで「初はつ対戦たいせんのピッチャーのクイックモーションの速はやさに慣なれずに構かまえ遅おくれることもあった。これからの試合しあいもやるべきことをやっていく」と課題かだいを受け止うけとめていました。

一方いっぽう、投手とうしゅ陣じんでは昨さくシーズン、プロ入いり後ご最もっとも少すくない4勝しょうにとどまったプロ12年ねん目め、34歳さいの菅野かんの智之としゆき投手とうしゅが先発せんぱつしました。

対外たいがい試合しあいで初はつ登板とうばんとなった菅野かんの投手とうしゅは、球場きゅうじょうのスピードガンで最速さいそく147キロを計測けいそくした力強ちからづよいストレートとカーブなどを交まじえた緩急かんきゅうを使つかったピッチングで、1回かいを投なげてデッドボールでランナーを1人にん出だしたもののヒットは許ゆるさず、0点てんに抑おさえました。

菅野かんの投手とうしゅは「ストレートにも手応てごたえはあるしここから出力しゅつりょくもどんどん上あがってくると思おもう。あとは変化球へんかきゅうの精度せいどを高たかめるとともに全体ぜんたい的てきにボールを低ひくく投なげられるようにしていきたい」と話はなしていました。

試合しあいは巨人きょじんが広島ひろしまに10対たい1で勝かちました。