日経平均株価が34
年ぶりに
史上最高値を
更新したことについて、
経団連の
十倉会長は26
日の
記者会見で、
投資家が
景気の
減速傾向が
続く中国から
日本に
資金を
移していることが
背景に
あるという
見方を
示したうえで、
株高を
持続させるためにも
成長と
分配の
好循環を
実現することが
重要だと
強調しました。
この中で、経団連の十倉会長は「中国が一部デフレではないかと言われ元気がないので、その資金が日本に向かい始めたこともあって急速な株価上昇になった」と述べ、投資家が景気の減速傾向が続く中国から日本に資金を移していることが株価上昇の背景にあるという見方を示しました。
そのうえで「日本自身が賃上げを含めて成長と分配の好循環を回そうとしているというバックグラウンドも大きいと思う。その期待も入っているので好循環を実現して株高を持続性のあるものにしていかないといけない」と述べました。
一方、十倉会長はことしの春闘について、高い水準の賃上げで交渉が早期に決着するケースが自動車メーカーなどで相次いでいるとして、「業界によって異なる面はあるが、中小企業を含めたサプライチェーン全体を通じて前向きな動きが起こればいいと思う」と述べ、こうした動きの広がりに期待を示しました。