ソニーグループ傘下のゲーム事業会社、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は27日、PlayStation向けゲーム開発を手掛ける世界全地域のスタジオで従業員を約900人削減し、ロンドンのスタジオを完全に閉鎖すると発表した。
影響を受けるスタジオには、『Spider-Man』シリーズを開発したインソムニアックゲームズや、『The Last of Us』シリーズを制作したノーティードッグなど、SIE傘下でも大手のゲームスタジオが含まれている。
今回の発表を前に、ソニーは「PlayStation 5」の2023年の販売予測を2500万台から2100万台に下方修正していた。
ビデオゲーム業界では人員削減が相次いでいる。SIEに先立ち、マイクロソフトは1月、Xboxと昨年買収したアクティビジョン・ブリザードの従業員、計1900人の削減を発表。『League of Legends』を手掛けたライアットゲームズも、1月に500人以上の人員削減を発表した。ゲームソフトウェア開発のユニティ・ソフトウェアも最近、1800人以上の削減を明らかにした。