ロシアのプーチン
大統領は
日本時間の29
日夜、
内政や
外交の
基本方針を
示す年次教書演説を
行っています。ロシアで3
月、
大統領選挙が
行われるのを
前にみずからの
実績を
強調するとみられる
ほか、ロシア
軍がウクライナで
攻勢を
強める中、
軍事侵攻を
巡る今後の
見通しや、
対外政策について
どう言及するのかも
焦点です。
ロシアのプーチン大統領は、日本時間の29日夜6時すぎからモスクワ中心部のクレムリン近くで年に1度、内政や外交の基本方針を示す年次教書演説を行っています。
ロシアでは3月15日から大統領選挙が行われますがプーチン大統領は今回の演説について「少なくとも今後6年間の課題を設定するものになる」と述べていて国民向けにこれまでの実績を強調するとみられます。
また、3年目に入ったウクライナへの軍事侵攻で、ロシア軍が攻勢を強める中、戦況や今後の見通しをどう示すのかやヨーロッパなどでロシアへの警戒がいっそう高まる中で対外政策についてどう言及するのかも焦点です。
ロシアでは2月、反体制派の指導者ナワリヌイ氏の死亡を巡って追悼の動きが起きていて、今回の演説は、政権側が反政権の動きに警戒を強める中で行われています。
年次教書演説は、例年通り国営テレビなどが一斉に放送するだけでなく今回は、ロシアの20の都市で映画館でも無料で上映されるということで、プーチン大統領の主張を国民に大々的にアピールするねらいとみられます。