日本新聞: 石川輪島の小学生野球日本代表の強化試合で始球式に

石川いしかわ輪島わじまの小学生しょうがくせい野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょうの強化きょうか試合しあいで始球しきゅう式しきに

Mar 2, 2024 17:03

Furigana

3月つき6日にちに行おこなわれる野球やきゅうの日本にっぽん代表だいひょうの強化きょうか試合しあいの始球しきゅう式しきに、能登のと半島はんとう地震じしんで大おおきな被害ひがいを受うけた石川いしかわ県けん輪島わじま市しの小学生しょうがくせいが臨のぞむことになりました。

始球しきゅう式しきに臨のぞむのは輪島わじま市しの小学しょうがく6年生ねんせい、徳野とくの由子ゆうこさんです。

石川いしかわ県けん学童がくどう野球やきゅう連盟れんめいによりますと、徳野とくのさんは90人にんの応募おうぼ者しゃの中なかから選えらばれ、3月つき6日にちに大阪おおさかで野球やきゅうの日本にっぽん代表だいひょうがヨーロッパ代表だいひょうとの強化きょうか試合しあいを行おこなう際さい、キャッチャー役やくをつとめる七尾ななお市しの小学しょうがく6年生ねんせい、扇おうぎ瑠花るかさんとともに始球しきゅう式しきに臨のぞみます。

徳野とくのさんは学童がくどう野球やきゅうチームでピッチャーを務つとめていて、2023年ねん7月つきには石川いしかわ県けん代表だいひょうとして出場しゅつじょうした女子じょしの全国ぜんこく大会たいかいで活躍かつやくし、ベスト8進出しんしゅつに貢献こうけんしました。

今回こんかいの地震じしんで徳野とくのさんの自宅じたくはなんとか持もちこたえたということですが、通とおっている小学校しょうがっこうは避難ひなん所しょになっていて、野球やきゅうの練習れんしゅうをするのが難むずかしく、父親ちちおやの喜和よしかずさんとキャッチボールをしたり、グローブの手入ていれをしたりして本番ほんばんに備そなえています。

徳野とくのさんは「みんなに元気げんきになってもらいたいから、地元じもとの復興ふっこうを願ねがってキャッチャーミットのど真ん中まんなかに投なげたいです」と意気込いきごんでいました。

父親ちちおやの喜和よしかずさんは「娘むすめが始球しきゅう式しきに出でることを避難ひなん所しょの人ひとに伝つたえたら涙なみだを流ながして喜よろこんでくれました。被災ひさい地ちの状況じょうきょうはあまり変かわっていませんが、始球しきゅう式しきで地域ちいきを元気げんきづけてほしいです」と話はなしていました。