日本新聞: 英情報機関 MI6トップ「プーチン大統領明らかに苦境に」

英えい情報じょうほう機関きかん MI6トップ「プーチン大統領だいとうりょう明あきらかに苦境くきょうに」

Jul 20, 2023 04:07 2

Furigana

イギリスの対外たいがい情報じょうほう機関きかん「MI6」のトップは19日にち、ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうを続つづけるロシアのプーチン大統領だいとうりょうについて「明あきらかに苦境くきょうにある」という見方みかたを示しめしたうえで、体制たいせいに不満ふまんを抱いだくロシアの人ひとたちに情報じょうほうの提供ていきょうなど協力きょうりょくを呼よびかけました。

MI6のリチャード・ムーア長官ちょうかんは、アメリカの政治せいじ専門せんもんサイト「ポリティコ」が19日にちにチェコの首都しゅとプラハで開ひらいた催もよおしに出席しゅっせきしました。

この中なかで、ロシア国内こくないで先月せんげつ、民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルが起おこした武装ぶそう反乱はんらんについて、「驚おどろくべきことだった。MI6の長官ちょうかんにとっても、誰だれがプーチン大統領だいとうりょうの味方みかたで誰だれが味方みかたではないのか見極みきわめるのは難むずかしい」と述のべました。

そして「プーチン大統領だいとうりょうは明あきらかに苦境くきょうにある。ワグネルの代表だいひょうプリゴジン氏しは、いわば彼かれが作り上つくりあげた存在そんざいだったが、それでも反旗はんきを翻ひるがえした」と指摘してきしました。

さらに、ロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまって以来いらい、体制たいせいに不満ふまんを抱いだく多おおくのロシア人じんから情報じょうほうの提供ていきょうを受うけていることを示唆しさしたうえで、「われわれはいつでも待まっているし、秘密ひみつは必かならず守まもる。流血りゅうけつを終おわらせるため、ともに力ちからを合あわせよう」と、さらなる協力きょうりょくを呼よびかけました。