プロ野球、阪神から大リーグのアスレティックスに移籍した藤浪投手は23日、アリゾナ州メサで行われているキャンプで初めて実戦形式の練習に登板しました。
マイナーリーグの打者を相手に、1回を15球で区切るルールで合わせて30球を投げ、ヒット性の当たりは2本、空振りを5つ奪い、球団によりますと最速は97マイル、およそ156キロだったということです。
藤浪投手は「ある程度ストライクゾーンに投げられればいいと思って入った。ちょっと力みはあったが、全体的にはまあまあ悪くなかったと思う」と話し、大リーグの滑りやすいボールについても「もう少し指にかかってほしいかなというくらいで、すごく困るレベルではない。修正できる範囲だと思う」と気にしていない様子でした。
また、コッツェイ監督は、藤浪投手のオープン戦初登板が28日にメサで行われるエンジェルス戦になると発表しました。
この試合では、エンジェルスの大谷選手も実戦初登板が予定されていて、高校時代から注目された同学年2人の投げ合いがアメリカでもいきなり実現することになりました。
藤浪投手は「オープン戦なので勝ち負けは特にないし、せっかくなので楽しめればと思う。バッターがどんな感じで打ってくるのか全然分からないので、配球の違いなども感じながら自分のいいものを出していきたい」と意気込みを話しました。