新年度予算案の
審議日程をめぐり、
自民党と
立憲民主党の
国会対策委員長が
会談し、28
日の
衆議院予算委員会で
採決したあと、
直ちに本会議でも
採決を
行うことで
合意しました。
これにより
予算案は28
日に
衆議院を
通過し、
年度内の
成立が
確実に
なる見通しです。
一般会計の総額が、過去最大の114兆円余りとなる新年度=令和5年度予算案の審議日程をめぐり、自民党の高木国会対策委員長と立憲民主党の安住国会対策委員長は、27日午後、国会内で会談しました。
そして、28日の衆議院予算委員会で締めくくりの質疑を行ったあと、予算案を採決し、直ちに本会議でも採決を行うことで合意しました。
これにより予算案は28日、賛成多数で可決されて衆議院を通過し、憲法の規定により、年度内の成立が確実になる見通しです。
また、安住氏は5月に行われる「G7広島サミット」のあと、予算委員会で集中審議を行うことを求め、高木氏は応じる考えを伝えました。
一方、自民党と立憲民主党の参議院国会対策委員長が会談し、予算案が28日に衆議院を通過すれば、3月1日から参議院で実質的な審議に入り、1日と2日の2日間、岸田総理大臣とすべての閣僚が出席して、基本的質疑を行うことで合意しました。
松野官房長官「1日も早い成立に向けて尽力」
松野官房長官は27
日午後の
記者会見で、「
新年度予算案は
防衛力の
抜本的な
強化、
子ども・
子育て支援の
強化、
物価高に
負けない
賃上げに
向けた
支援など、
わが国が
直面する
内外の
重要課題に対して道筋をつけ、
未来を
切り開くために
必要なものだ」と
述べました。
その上で「予算案に盛り込まれた政権の重要課題への取り組みについて、国民に理解頂けるよう、引き続き丁寧な説明に努め、1日も早い成立に向けて尽力していきたい」と述べました。