ベラルーシの
人権活動家で
去年、ノーベル
平和賞を
受賞したアレシ・ビャリャツキ
氏が
裁判所から
禁錮10
年の
判決を
言い渡されました。
人権活動家への
弾圧を
強めるルカシェンコ
政権に対して国際的な
批判が
高まり
そうです。
ベラルーシの人権活動家のビャリャツキ氏は、ルカシェンコ政権による人権侵害の実態を告発したり、人権についての啓発活動に取り組んだりしたとしてウクライナとロシアの人権団体とともに去年のノーベル平和賞を受賞しました。
ただ、ビャリャツキ氏は3年前の大統領選挙のあと、政権側が弾圧を強める中で拘束されて刑務所に収監され、去年11月、公共の秩序を乱す活動に市民を巻き込むなどしたとして起訴されていました。
ベラルーシの国営通信社は3日、首都ミンスクの裁判所がビャリャツキ氏に対し禁錮10年の判決を言い渡したと伝えました。
ビャリャツキ氏が創設した人権団体「春」も、判決を確認したとしています。
ビャリャツキ氏は、刑務所に収監されていたため去年12月にノルウェーで開かれたノーベル平和賞の授賞式にも出席できず、代理で出席した妻のナタリヤ・ピンチュクさんは、夫の釈放とともに「ベラルーシでは何千人もの人々が政治的な理由で投獄されている」と訴えていました。
ともにノーベル平和賞受賞 ロシアの人権団体が声明
判決について、ビャリャツキ
氏とともに
去年、ノーベル
平和賞を
受賞したロシアの
人権団体「メモリアル」が3
日、
声明を
発表し、「
この判決はルカシェンコ
政権に対して行われた
人権活動への
露骨な
報復措置だ。ビャリャツキ
氏らの
釈放を
要求し、
彼らへの
支持と
連帯を
表明する」として
批判し、
今もベラルーシで
収監されている
政治犯の
釈放を
訴えました。
国連人権高等弁務官事務所 “弾圧やめ釈放を”
国連人権高等弁務官事務所のシャムダサーニ
報道官は3
日、ジュネーブでの
記者会見で、「ベラルーシでは
公正な
裁判の
手続きと
独立した
司法へのアクセスが
欠如しており、
人権活動家が
正当な
活動で
刑事訴追を
受ける危険にさらされていることを
深刻に
懸念している」と
述べました。
そのうえで、政権側による人権活動家への弾圧をやめ、恣意的(しいてき)に拘束されたすべての人の釈放を求めました。
ガソリン税暫定税率廃止法案 専門家 “丁寧な議論と説明必要”
先週、召集された臨時国会に野党側は、ガソリン税の暫定税率を廃止するための法案を提出しました。専門家は、暫定税率が廃止されれば家計にとって年間7000円程度の負担軽減が見込まれるとする一方、金融市場では財政への懸念がくすぶっているとして、丁寧な議論と説明が必要だとしています。
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Nguồn: NHK
27
Aug 4, 2025 07:08