試合はこのあと1点リードの4回に2人目で登板した宮城大弥投手がソロホームランを打たれて同点に追いつかれましたが、6回からは3人目の高橋宏斗投手と続く伊藤大海投手がそれぞれ2回無失点と好投して得点を許しませんでした。
打線は1対1の7回、5番の岡本和真選手がソロホームランを打って勝ち越すと、流れをつかんだ日本代表が4対1で勝ちました。
試合には勝ったものの、日本代表は打線に勢いがない状態が続いていて、今月9日のWBC初戦を前に2試合ある強化試合などを通して各選手がどれだけ調子を取り戻すことができるか注目されます。
1回に自己最速を更新する165キロをマークしたことについては、「164キロも165キロもそんなに変わらないと思うし、きょうは内容がよくなかったので球速よりもそっちの方が気になる」と冷静に受け止めていました。 そして、今月9日に初戦を迎える大会に向けては今回が最後の登板だということで、「けがなくここまで来られた。勝つことが大事なので内容よりも結果にこだわっていきたい」と決意を新たにしていました。
また、中日との壮行試合2試合に5番で先発出場したことについて、「打順は何番でも自分のやることは変わらない。残りの強化試合でも試合に出ることがあればしっかりと役割をこなせるようにしたい」と気を引き締めていました。
打線については、「これだけのバッターがそろっているし練習を見ていてもだいぶ変わってきたのが感じられたので楽しみに信じてやっている」と期待を寄せていました。 今後については、「あしたから2試合やって移動して本番なので、公式戦が始まってる感覚でやらないといけないし、選手もそれをいちばんわかっていると思うのでしっかりやっていきたい」と意気込んでいました。 試合前にフリーバッティングを行った大谷翔平選手については、「問題ないかなという感じだ。本番前の2試合で本人もうまく状態を持っていってくれると思う」と話していました。
佐々木「内容よりも結果にこだわっていきたい」
岡本「1発でしとめられよかった」
栗山監督「公式戦始まってる感覚でやらないといけない」
佐々木朗希が日本選手最速165キロ 大谷翔平に並ぶ WBC壮行試合