関西電力送配電によりますと、大阪市の広い範囲と守口市の一部できょう午前4時すぎから停電が起き、一時、最大で24万戸余りに上りました。
その後、復旧が進んでいますが、午前8時半の時点でも大阪市では▽城東区で6700戸余り、▽都島区で2000戸余り、▽中央区でおよそ100戸のあわせて8800戸余りが停電しているということです。
警察によりますと、この影響で大阪市と守口市では一時、少なくとも140基の信号機が点灯しなくなり、警察官が手信号で対応にあたったということです。
その後は順次、復旧しているとしています。
また、京阪電鉄によりますと、停電の影響で京阪本線は淀屋橋駅と京橋駅の間の上下線で、中之島線は全線で始発から運転を見合わせていましたが、いずれも、先ほどから順次、運転を再開したということです。
JR西日本によりますと、学研都市線と大阪環状線、東西線、それに宝塚線は一部の列車で運休や遅れが出ているということです。
関西電力送配電は引き続き復旧を進めるとともに原因を調べています。
住民「エアコン止まり寝苦しくて目覚めた」
大阪・都島区に住む男性は「午前6時くらいにエアコンが止まり、寝苦しくて目が覚めました。家の外に出るとどこも電気が消えていて、停電していることに気づきました」と話していました。
また、都島区のコンビニエンスストアに勤める女性は「突然、電気が落ちて店内が真っ暗になったのでびっくりしました。外も信号や街灯が消えていました。店内の冷凍庫も止まってしまい、アイスクリームなどの商品が溶けないか心配です。早く復旧してほしい」と話していました。