日本新闻: 福島第一原発核燃料デブリ試験的取り出し 8月22日着手へ

福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ核かく燃料ねんりょうデブリ試験しけん的てき取り出とりだし 8月つき22日にち着手ちゃくしゅへ

Aug 19, 2024 17:08

Furigana

福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょで初はじめてとなる核かく燃料ねんりょうデブリの試験しけん的てきな取り出とりだしについて、東京とうきょう電力でんりょくは、今月こんげつ22日にちに2号機ごうきの現場げんばに装置そうちを入いれて作業さぎょうに着手ちゃくしゅすると発表はっぴょうしました。

福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの1号機ごうきから3号機ごうきでは、事故じこで溶とけ落おちた核かく燃料ねんりょうと周囲しゅういの構造こうぞう物ぶつが混まざり合あった核かく燃料ねんりょうデブリがあわせておよそ880トンあると推定すいていされ、極きわめて強つよい放射線ほうしゃせんを出だし続つづけ容易よういに近ちかづけないことから、その取り出とりだしは「廃はい炉ろ最大さいだいの難関なんかん」とされています。

事故じこから13年ねん余あまりがたつ中なか、政府せいふと東京とうきょう電力でんりょくは、初はじめてとなる数すうグラム程度ていどの試験しけん的てきな取り出とりだしを2号機ごうきで始はじめる計画けいかくで、今月こんげつ16日にちには、取り出とりだし装置そうちの使用しよう前まえに行おこなう検査けんさで、安全あんぜん性せいに問題もんだいはないとして原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいから合格ごうかく証しょうを受領じゅりょうしました。

東京とうきょう電力でんりょくは19日にち開ひらいた会見かいけんで、19日にちから現場げんばでの最終さいしゅう的てきな確認かくにんを進すすめていて、問題もんだいがなければ、今月こんげつ22日にちに格納かくのう容器ようきの内部ないぶに通つうじる配管はいかんに装置そうちを入いれて試験しけん的てきな取り出とりだしに着手ちゃくしゅすると発表はっぴょうしました。

作業さぎょうはほとんどが遠隔えんかく操作そうさで行おこなわれ、デブリがある格納かくのう容器ようきの底そこまで装置そうちを進すすめるのに少すくなくとも数すう日にちはかかる見通みとおしで、デブリをつかんだ上うえで格納かくのう容器ようきの外そとに取り出とりだすのは早はやくても来週らいしゅう以降いこうになるとみられます。