パキスタン
北西部で
イスラム教スンニ
派とシーア
派の
武装集団が
衝突し
これまでに37
人が
死亡しました。
現地ではシーア
派の
人々が
乗った
車両が
銃撃を
受け、40
人以上が
死亡したばかりで、
宗派間の
対立が
激化することへの
懸念が
高まっています。
パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州のクラム地区で、22日の夜から23日にかけて、武装したイスラム教多数派のスンニ派の集団と少数派のシーア派の集団が衝突しました。
AP通信によりますと現地では住宅や商店、政府の施設が放火されたほか、銃撃戦が発生し、これまでに37人が死亡し、25人がけがをしました。
クラム地区ではこれまでもスンニ派とシーア派の住民の間で衝突が続いていて、今月21日にはシーア派の人々が乗った複数の車が武装した集団から銃撃を受け、41人が死亡し、警察がテロとみて捜査していました。
地元の州政府は双方の住民の代表と協議するため、現地に代表団を派遣するなど対策に追われていて、宗派間の対立が激化することへの懸念が高まっています。