バスケ男子だんし日本にっぽん代表だいひょう オーストラリアとの強化きょうか試合しあいで逆転ぎゃくてん負まけ

オリンピックでベスト8入いりを目標もくひょうとする世界せかいランキング26位いの日本にっぽんは、22日にちに北海道ほっかいどうで平均へいきん年齢ねんれい23歳さいと若手わかて中心ちゅうしんのメンバーをそろえた世界せかい5位いのオーストラリアと強化きょうか試合しあいを行おこないました。

6200人にんを超こえるファンが詰つめかける中なかで行おこなわれた試合しあいは、日本にっぽんが第だい1クオーターからキャプテンの富樫とかし勇樹ゆうき選手せんしゅや、シューターの富永とみなが啓生けいせい選手せんしゅが得意とくいのスリーポイントを決きめてリードを奪うばいました。

第だい2クオーターでは、ボールを持もつ相手あいての選手せんしゅを2人にんでマークする厳きびしいディフェンスで主導しゅどう権けんを渡わたさず、47対たい38とリードして試合しあいを折り返おりかえしました。

しかし第だい3クオーターに入はいると相手あいての守もりが厳きびしくなって、日本にっぽんのシュートが入はいらなくなり、守まもっても平均へいきん身長しんちょうで7センチ近ちかく上回うわまわる相手あいての高たかさを生いかした攻撃こうげきを止とめられず、3点てん差さに迫せまられて、このクオーターを終おえました。

第だい4クオーターに入はいっても日本にっぽんは流ながれを取り戻とりもどせず、残のこりおよそ7分ふんで逆転ぎゃくてんを許ゆるして追おう展開てんかいとなり、残のこり30秒びょうを切きったところで同点どうてんに追おいつく粘ねばりを見みせましたが、最後さいごは突き放つきはなされて89対たい90で逆転ぎゃくてん負まけを喫きっしました。

日本にっぽんは、厳きびしいディフェンスでペースをつかむ時間じかんもありましたが、得意とくいのスリーポイントの成功せいこう率りつが34.3％にとどまり、リバウンドの数かずでも32対たい47と圧倒あっとうされて、オリンピック本番ほんばんを見据みすえて課題かだいを残のこす結果けっかとなりました。

富永とみなが“改善かいぜん必要ひつよう 第だい2戦せん 絶対ぜったいに勝かたないと”

チーム最多さいたの18得点とくてんを挙あげた富永とみなが啓あきら生なま選手せんしゅは「前半ぜんはんはオフェンスの流ながれがよく、ディフェンスにもうまくいかせた部分ぶぶんがあったが、後半こうはんはオフェンスの流ながれがうまくいかない時ときに、攻守こうしゅの切り替きりかえから得点とくてんを許ゆるしていたので、そこは改善かいぜんしないといけない」と課題かだいを口くちにしました。

第だい1クオーターで、みずから持ち込もちこんで難むずかしいスリーポイントシュートを決きめた場面ばめんについては、「自分じぶんの役割やくわりはスリーポイントなので、試合しあいに出でたらまず打うつということを考かんがえてやっていた。アグレッシブにオフェンスで貢献こうけんするのが自分じぶんの役割やくわりだと思おもう」と話はなしました。

そのうえで、再ふたたびオーストラリアと対戦たいせんする23日にちの第だい2戦せんに向むけては、「絶対ぜったいに勝かたないといけないと思おもっている。出でだしから最後さいごまで、自分じぶんたちがやってきたことを出だせるように頑張がんばりたい」と前まえを向むいていました。

ホーバスHC「いろいろな形かたちのディフェンス試ためした」

日本にっぽん代表だいひょうのトム・ホーバスヘッドコーチは「悔くやしい試合しあいだった。やりたかったことがあったが少すこし足たりなかった」と試合しあいを振り返ふりかえりました。

前半ぜんはんは機能きのうしたディフェンスを振り返ふりかえり「アグレッシブなディフェンスは悪わるくなかった。ボールに対にたいしてダブルチームでいったところはプレッシャーもかけられてすごくよかった」と手応てごたえを口くちにしました。

一方いっぽうで、後半こうはんにディフェンスが崩くずされ、ファウルが多おおくなったことについては「マークの受け渡うけわたしが遅おそかった。パスを回まわされた時ときに4対たい3の状況じょうきょうを作つくられてファウルが多おおくなった。あすはそこを修正しゅうせいする」と課題かだいを分析ぶんせきしていました。

逆転ぎゃくてんを許ゆるした後半こうはんのディフェンスについては「いろいろな形かたちのディフェンスを試ためしたが、背せの高たかいチームを相手あいてにリバウンドを取とるのが大変たいへんになった。去年きょねんのワールドカップのようなディフェンスを本来ほんらいはもっとやるが今回こんかいはいろいろトライしたかった」と話はなしていました。