野党やとう 解散かいさんに先立さきだって予算よさん委員いいん会かいで十分じゅうぶんな審議しんぎ求もとめる

自民党じみんとうの石破いしば新しん総裁そうさいが選出せんしゅつされたことを受うけて、10月つき１いち日にちに召集しょうしゅうされる臨時りんじ国会こっかいで、総理そうり大臣だいじん指名しめい選挙せんきょが行おこなわれ、1日にちのうちに石破いしば内閣ないかくが発足ほっそくする見通みとおしです。

これを前まえに、立憲りっけん民主党みんしゅとう、日本にっぽん維新いしんの会かい、共産党きょうさんとう、国民こくみん民主党みんしゅとう、れいわ新選しんせん組ぐみなどの国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうらが会談かいだんしました。

この中なかでは、石破いしば新しん総裁そうさいが、10月つき9日にちに衆議しゅうぎ院いんを解散かいさんし、27日にちに投開票とうかいひょうを行おこなう日程にっていを軸じくに最終さいしゅう調整ちょうせいを進すすめていることを受うけ、解散かいさんに先立さきだって石破いしば政権せいけんの方針ほうしんをただす必要ひつようがあるとして、政府せいふ・与党よとうに対にたいし衆参しゅうさん両院りょういんの予算よさん委員いいん会かいで十分じゅうぶんな審議しんぎを行おこなうよう求もとめることで一致いっちしました。

また、能登のと地方ちほうの復旧ふっきゅう・復興ふっこうのための補正ほせい予算よさん案あんを編成へんせいし、臨時りんじ国会こっかいで審議しんぎするとともに、政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょに不ふ記載きさいがあり、政治せいじ倫理りんり審査しんさ会かいで弁明べんめいしていない自民党じみんとうの関係かんけい議員ぎいんに審査しんさ会かいへの出席しゅっせきを改あらためて求もとめることなども確認かくにんしました。

このあと、立憲りっけん民主みんしゅ党とうの笠かさ国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは記者きしゃ団だんに対にたいし「石破いしば氏しは『予算よさん委員いいん会かいをやり、政権せいけんが何なにを目指めざそうとしているのか国民こくみんに示しめす』と言いっていたのだから十分じゅうぶんな質疑しつぎをしてから解散かいさんするのが筋すじだ。党首とうしゅ討論とうろんは時間じかんに限かぎりがあるので、予算よさん委員いいん会かいを求もとめる」と述のべました。

立たつ民みん 野田のだ代表だいひょう「予算よさん委員いいん会かいのあと信しんを問とうべき」

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの野田のだ代表だいひょうは、9月つき30日にち朝あさ、東京とうきょう・江戸川えどがわ区くで街頭がいとう演説えんぜつしたあと記者きしゃ団だんに対にたいし「能登のと地方ちほうの復興ふっこうのための補正ほせい予算よさんを一いち日にちも早はやく成立せいりつさせることが最低さいてい限げんの責任せきにんだ。政治せいじとカネの問題もんだいも本ほん会議かいぎでの代表だいひょう質問しつもんだけではやりとりに限界げんかいがあり、予算よさん委員いいん会かいで石破いしば政権せいけんの考かんがえを国民こくみんの前まえに明あきらかにして信しんを問とうべきだ」と述のべました。

その上うえで、衆議院しゅうぎいん選挙せんきょに向むけた野党やとう間かんの連携れんけいについて「解散かいさんがあまり早はやいと、各党かくとうとの誠意せいいある対話たいわで結果けっかを出だすことはなかなか厳きびしい。『裏金うらがね議員ぎいん』の小しょう選挙せんきょ区くは野党やとう側がわで埋うめていくことを鋭意えいい、進すすめなければならない」と述のべました。

また、自民党じみんとうの役員やくいん人事じんじについて「石破いしば新しん総裁そうさいは常つねに筋すじ論ろんを通とおしてきたが、バランスを考かんがえると筋すじを通とおせなくなっていく可能かのう性せいがある。解散かいさんについても憲法けんぽう7条じょうに基もとづく解散かいさんには反対はんたいの立場たちばだったにもかかわらず、最初さいしょから筋すじが曲まがっていくような気きがしてならない」と指摘してきしました。

自民じみん 浜田はまだ国対こくたい委員いいん長ちょう ”会期かいき 10月つき9日にちまでの9日間にちかんとしたい”

1日にちに召集しょうしゅうされる臨時りんじ国会こっかいについて、自民党じみんとうの浜田はまだ国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは、立憲りっけん民主みんしゅ党とうの笠かさ国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうと会談かいだんし、会期かいきを来月らいげつ9日にちまでの9日間にちかんとしたいとする意向いこうを伝つたえました。

立たつ民みん 笠かさ国対こくたい委員いいん長ちょう ”到底とうてい 受け入うけいれがたい”

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの笠かさ国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは記者きしゃ団だんに対にたいし「来月らいげつ9日にちに衆議しゅうぎ院いんを解散かいさんする前提ぜんていの提案ていあんであり、到底とうてい、受け入うけいれがたいと抗議こうぎした。国民こくみんに丁寧ていねいに判断はんだん材料ざいりょうを与あたえ、しっかりと見極みきわめてもらう姿勢しせいがまったく感かんじられない。断固だんことして抵抗ていこうしたい」と述のべました。