日本新聞: 離婚のジェニファー・ロペス、「世界が爆発」した過去１年を振り返る

ロペスさんは先さきごろ、米誌べいしインタビューでコメディアンのニッキー・グレイザーと対談たいだんし、自身じしんの過去かこ１年間ねんかんを振ふり返かえった。話題わだいの中なかには、予定よていしていたコンサートツアーの中止ちゅうしや、ベン・アフレックとの結婚生活けっこんせいかつの破局はきょくも含ふくまれていた。

対談たいだんは、ロペスさんが映画えいが「Ｕｎｓｔｏｐｐａｂｌｅ（原題げんだい）」でジュディ・ロブレス役やくを演えんじた話はなしから始はじまった。ロブレスは、片足かたあしで生うまれながらも一流いちりゅうのレスラーになったアンソニー・ロブレスの母ははだ。

役作やくさくりの話はなしの中なかで、ロペスさんは自身じしんの「低ひくい自尊心じそんしんとの戦たたかい」について触さわれた。

ロペスさんは「これまでの人生じんせいは、自分じぶんが十分じゅうぶんな存在そんざいだということを証明しょうめいするために費ついやしてきた」と述のべ、さらに次つぎのように続つづけた。

「幼おさない頃ころから、自分じぶんは十分じゅうぶんな存在そんざいだと感かんじようと努力どりょくしていたとしても、それを自覚じかくするには時間じかんがかかる。なぜなら、自分じぶんをそんな風かぜに見みていないから。何なんかに駆かり立たてられて行動こうどうしたり、決断けつだんしているのに、その理由りゆうが分わからない」

ロペスさんは、そうなったきっかけの一ひとつとして幼少期ようしょうきの経験けいけんを挙あげた。ロペスさんは幼少期ようしょうきに、多忙たぼうだった両親りょうしんから無視むしされている、大切たいせつにされていないと感かんじていたという。

「そのような経験けいけんが自分じぶんの中なかに刻きざみ込こまれる。親おやたちもできるだけのことはしているのだろう。自分じぶんが親おやとなった今いま、彼かれらが置おかれていた状況じょうきょうはよく理解りかいできる」とロペスさんは述のべ、さらに次つぎのように続つづけた。

「両親りょうしんのことは愛あいしているが、彼かれらの人間性にんげんせいや生おい立たちが自分じぶんに影響えいきょうを及およぼしているのは確たしかだ。しかし、その影響えいきょうが、自分じぶんが大人おとなになってからの人間関係にんげんかんけいに現あらわれるまで、その事実じじつに気付きつかない」

また、会話かいわはアフレックさんとの破局はきょくにも及およんだ。ロペスさんとアフレックさんは、最初さいしょの婚約こんやくを破棄はきしてから１７年後ねんごによりを戻もどし、２０２２年ねんに結婚けっこんしたが、今年ことし８月がつにロペスさんが離婚りこんを申請しんせいした。

しかしロペスさんは、過去かこは振ふり返かえらず、未来みらいを見据みすえているようだ。

ロペスさんは「これから一人ひとりになると思おもうとワクワクする」と述のべ、「今いまは新あらたなパートナーは探さがしていない。過去かこ２５年ねん、３０年ねんを振ふり返かえると、さまざまな困難こんなんな状況じょうきょうを経験けいけんしてきたので、今いまは独ひとり立だちした時ときに自分じぶんに何なにができるかを考かんがえている」と付つけ加くわえた。