やまくじらうみのいのしし

Easy Japanese news
Dec 4, 2024 07:12 57
Furigana
Journal japonais

おおきなおおきなクジラはすぐにはららしてしまい、えさをとるにも騒動だいそうどうやまくずれ、かわはせきめられ、しまいにはやま神様かみさま大山おおやま激突げきとつする始末しまつでした。

やま神様かみさまはほとほとこまってしまって、うみ神様かみさま相談そうだんしました。クジラをうみでもらってくれないか?とったやま神様かみさまに、うみ神様かみさまは、ではおよ下手へたいつもえさをとれないでいるイノシシが可哀想かわいそうだから、イノシシをやまにあげようといました。

こうして場所ばしょえたクジラとイノシシでしたが、イノシシは不満ふまんでした。大好物だいこうぶつのエブラウナギ(海蛇うみへび)がやまにはいなかったのです。サワガニをってべていたイノシシでしたが、ついにやま神様かみさま相談そうだんしにきました。

するとやま神様かみさま自分じぶんいてきたマムシをエブラウナギのわりべて。とい、それ以来いらい、イノシシはへびべるようになったのでした。

一方いっぽう、クジラはひろうみなか大喜おおよろこびでさかなべていましたが、あまりに沢山たくさんさかなべるものだから、さかなたちがうみ神様かみさま苦情くじょういにきました。

うみ神様かみさまは、クジラにオキアミをべるようにいつけましたが、オキアミはちいさくクジラはなかなか満腹まんぷくにならないので、神様かみさまぬすんではさかな沢山食たくさんたべていました。

二度目にどめ苦情くじょういたうみ神様かみさまいかって、シャチをび「クジラを見張みはって、もしいつけをやぶようならいてしまえ!」と命令めいれいしました。それでいまでもシャチはクジラがいつけをやぶっていないかまわようになったのでした。

クジラはかなしくて、もといたりくかえりたいとおもようになりました。ときどきりくちかづくクジラがいるのはりくこいしがっているからだそうです。

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