日本新聞: ベネズエラ大統領選挙国際機関 “結果認められない”

ベネズエラ大統領だいとうりょう選挙せんきょ国際こくさい機関きかん “結果けっか認みとめられない”

Jul 31, 2024 08:07 5

Furigana

南米なんべいベネズエラで行おこなわれた大統領だいとうりょう選挙せんきょをめぐって、アメリカや中南米ちゅうなんべいの国々くにぐにでつくる国際こくさい機関きかんは、現地げんちの選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいが発表はっぴょうした「マドゥーロ大統領だいとうりょうが勝利しょうりした」とする選挙せんきょ結果けっかは、認みとめられないとの見解けんかいを示しめしました。

28日にちに投票とうひょうが行おこなわれたベネズエラの大統領だいとうりょう選挙せんきょは、現地げんちの選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいがマドゥーロ大統領だいとうりょうが51％の票ひょうを得えて勝利しょうりしたと発表はっぴょうしましたが、野党やとう側がわは各地かくちの投票とうひょう所しょで立会たちあい人じんなどが行おこなった調査ちょうさから、野党やとうのゴンサレス候補こうほがおよそ7割わりの票ひょうを得えて勝利しょうりしたとしています。

これについて、アメリカや中南米ちゅうなんべいの国々くにぐにが加盟かめいする米州べいしゅう機構きこうの選挙せんきょ監視かんし部門ぶもんは30日にち、調査ちょうさの結果けっか、ベネズエラの選挙せんきょ管理かんり委員いいん会かいが発表はっぴょうした結果けっかは認みとめられないとの見解けんかいを示しめしました。

専門せんもん家かが出口でぐち調査ちょうさなど4種類しゅるいのデータを調しらべたところ、いずれもゴンサレス氏しがマドゥーロ氏しを30ポイント余あまり上回うわまわるなど傾向けいこうが一致いっちし、発表はっぴょうされた結果けっかとは違ちがいが際立きわだっているとしています。

今回こんかいの選挙せんきょをめぐっては、国くにの内外ないがいで公正こうせいさや透明とうめい性せいに疑問ぎもんの声こえが上あがっています。

一方いっぽう、マドゥーロ政権せいけんは選挙せんきょ結果けっかを認みとめない野党やとう関係かんけい者しゃなどへの圧力あつりょくを強つよめていて、現地げんちのNGOによりますと、デモと治安ちあん部隊ぶたいの衝突しょうとつによってこれまでに6人にんが死亡しぼう、130人にん余あまりが拘束こうそくされたということで、混乱こんらんが続つづくことが懸念けねんされています。

国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょ強つよい懸念けねんを示しめす

国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょのトップ、ターク人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かんは30日にち、声明せいめいを出だし、ベネズエラで大統領だいとうりょう選挙せんきょの結果けっかをめぐって緊張きんちょうが高たかまっていることに、強つよい懸念けねんを示しめしました。