いずれも霧島市内の病院に搬送されましたが、命に別状はないとみられるということです。
震度6弱を観測した宮崎県日南市を管轄する日南警察署によりますと、午後5時45分の時点で建物の倒壊など大きな被害の情報は入っていませんが、「信号機が消えている」とか、「電線が垂れ下がっている」、「落石があったようだ」などの情報が寄せられているということです。
日南市の中心部の電線が道路上に垂れ落ちた現場では、警察が交通規制を行っています。
現場を車で通りかかった男性によりますと、地震の揺れで電線がたわんだところ、通りかかったトレーラーがひっかけてしまい、電線が路上に垂れ落ちたということです。
このため現場では警察が通行規制を行っていました。
震度5強を観測した鹿児島県の大崎町によりますと、役場の近くにある木造2階建ての住宅が倒れたということです。
けが人の情報はないとしています。
このほか、住宅のブロック塀が倒れたり道路が隆起しているなどの情報が寄せられているということで町では情報収集を進めています。
震度5強を観測した宮崎市にある宮崎空港の職員は「かなり激しい揺れが30秒ほど続き、机の上の物が床に落ちた。空港ビルの窓ガラスが割れているという通報がビル内からあり、現在確認に向かっている」と話していました。
震度4の揺れを観測した鹿児島県志布志市によりますと、志布志港付近の崖ののり面が崩れているという情報があり、確認を進めるとともに、港付近にいる人に近づかないよう呼びかけています。
このほかに地震や津波による被害の情報は今のところ入っていませんが、沿岸部からの避難を呼びかけているということです。
震度6弱の揺れを観測した宮崎県日南市にある県立日南病院の事務職員によりますと、激しい横揺れを30秒程度感じたものの、事務室内では机やたなから物が落ちることはなかったということです。
一方、数台あるエレベーターは地震のあと、すべて止まっている状態だということです。
窓ガラスが割れるなどの被害の情報はこれまでのところありませんが、現在、確認を進めているところだということです。
また、午後5時20分時点でけが人が搬送されてきたり、病院内で患者などがけがをしたりという情報はないということです。
病院は高台にあり、付近の住民などが集まってきているため、ロビーを開放しているということです。
震度5強を観測した宮崎県の串間市によりますと、地震の影響で市内の住宅の水道管が破裂して、水が漏れているという情報が寄せられているということです。
今のところ、けが人の情報はないということで市では引き続き情報収集を進めています。
震度5強を観測した宮崎市の北部を管轄する宮崎北警察署によりますと、地震の被害に関する通報が相次いでいます。
「空き家とみられる建物が斜めに傾いている」という通報もあったということです。
宮崎市内の高台にある平和台公園に避難してきた20代の男性は「地震が起きたときは車を運転していました。信号も前にいた車も激しく揺れていて、身の危険を感じた。ここまで大きな地震は初めて経験した」と話していました。
30代の男性は「地震があったときは障害者の就労移行支援を行う事業所の中にいました。すごく怖かったです。津波注意報が解除されたら、戻ろうと思います」と話していました。
震度6弱の揺れを観測した宮崎県日南市の酒販売店の女性は「すごい揺れでした。お酒の瓶が割れてしまい、大変なことになっています」と話していました。
震度5強の揺れを観測した鹿児島県の大崎町総務課の職員は、「横揺れが30秒ほど続いて棚の上から物が落ちたり、ロッカーの扉が開いたりしたが、これまでに被害の情報は入っていない。引き続き情報収集に努めたい」と話しています。
震度6弱を観測した宮崎県日南市を管轄する日南市消防本部によりますと、通報は相次いでいるものの、今のところ大きな被害の情報は寄せられていないということで、引き続き情報の収集にあたっています。
震度5強を観測した鹿児島県大崎町を管轄する志布志警察署によりますと、これまでのところ被害の情報は入っていないということで、引き続き状況の確認を行っています。
震度5弱の揺れを観測した鹿児島県の鹿児島市、鹿屋市、垂水市、曽於市、霧島市、姶良市、東串良町、肝付町を管轄するそれぞれの警察によりますと、これまでに被害の情報は入っておらず、情報を収集中だということです。
熊本県内の消防によりますと午後5時までに「地震に驚いて転倒した」という通報が2件あったということです。
いずれも命に別状はないということです。
そのほかにこれまでのところ、被害の情報は入っていないということで、引き続き情報を収集することにしています。
宮崎県は災害対策本部を設置して情報収集を進めています。
また県の防災ヘリを飛ばして被害の状況を確認することにしています。
第7管区海上保安本部によりますと、今回の地震でこれまでのところ被害の情報は入っていないということです。
海上保安本部ではこのあと地震災害対策本部を立ち上げて被害の調査などにあたるとしています。
気象庁が「南海トラフ地震臨時情報」を発表し、日向灘を震源とする地震と南海トラフ地震との関連について調査を開始したことを受けて和歌山県は災害対策本部を設置しました。
災害対策本部では調査の結果が出るまで、情報の収集にあたることにしています。
大阪府は、「南海トラフ地震臨時情報」の発表を受けて、危機管理室長をトップとする災害等支援対策室を設置し、情報収集を進めています。