「夢洲駅」は、万博会場の最寄り駅として大阪メトロ中央線を3.2キロ延伸して大阪・此花区に建設されました。
19日朝に行われた記念の式典で、大阪メトロの河井英明社長は「万博の行きも帰りも楽しい思い出になるよう、安心安全な輸送に全力を尽くしていきたい」とあいさつしました。
一番列車は、詰めかけた鉄道ファンを乗せて午前5時すぎ、駅長の「出発進行」の合図で夢洲駅を出発し、関係者が手を振って見送りました。
午前5時半すぎには最初の列車がほぼ満員の乗客を乗せて到着し、訪れた人たちは駅のホームやコンコースの写真を撮っていました。
大阪中心部の梅田駅からの所要時間は、乗り換えを含めて最短でおよそ30分で、開幕までは主に万博の準備にあたる人たちの利用が想定されているということです。
夢洲駅で一番初めに切符を購入した兵庫県の20代の男性は「開業の日が楽しみで、きのうの午後7時半から並んでいました。この切符は一生の宝物です。広々としていてわくわくする駅で、いよいよ万博も始まるんだなと感じます」と話していました。