Actualités japonaises: 男性社員の育児休業に“奨励金” 取得率向上へ後押しの動き

男性だんせい社員しゃいんの育児いくじ休業きゅうぎょうに“奨励しょうれい金きん” 取得しゅとく率りつ向上こうじょうへ後押あとおしの動うごき

Sep 14, 2023 15:09

Furigana

男性だんせいの育児いくじ休業きゅうぎょうの取得しゅとく率りつ向上こうじょうが課題かだいとなる中なか、企業きぎょうの間まで育休いくきゅうを取得しゅとくした社員しゃいんに独自どくじの奨励しょうれい金きんを支給しきゅうするなど取得しゅとくを後押あとおしする動うごきが出でています。

証券しょうけん最大さいだい手しゅの野村のむら証券しょうけんは、10月つきから1か月かげつ以上いじょうの育児いくじ休業きゅうぎょうを取得しゅとくしたすべての社員しゃいんを対象たいしょうに独自どくじの奨励しょうれい金きんを支給しきゅうすることになりました。

具体ぐたい的てきには基本きほん給きゅうの12か月かげつ分ぶんの金額きんがくの1割わりを支給しきゅうします。

会社かいしゃによりますと昨年度さくねんどの男性だんせいの育児いくじ休業きゅうぎょうの取得しゅとく率りつは12％にとどまっていて収入しゅうにゅうの減少げんしょうや業務ぎょうむへの影響えいきょうを懸念けねんして5日間にちかんの有給ゆうきゅう休暇きゅうかを取とる社員しゃいんが多おおいということです。

野村のむらホールディングスの上嶋かみじま基寛もとひろグループ人事じんじ部長ぶちょうは「これまで社内しゃないでは仕事しごと第だい一いちとか、男女だんじょ分業ぶんぎょうといった考え方かんがえかたが根強ねづよかったが、社員しゃいんが生き生いきいきと働はたらける環境かんきょうにするためにまず一いち歩ほを踏み出ふみだすことが大事だいじだと考かんがえた。育児いくじを通とおした社員しゃいんの成長せいちょうにも期待きたいしたい」と話はなしていました。

大和ハウスだいわはうすのグループ会社かいしゃでも今年度こんねんどから制度せいどを拡充かくじゅうし、育児いくじ休業きゅうぎょうを取得しゅとくした男性だんせい社員しゃいんなどを対象たいしょうにその期間きかんなどに応おうじて30万まん円えんから最大さいだいで100万まん円えんを支給しきゅうしています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうの昨年度さくねんどの調査ちょうさによりますと、企業きぎょうなどで働はたらく男性だんせいの育児いくじ休業きゅうぎょうの取得しゅとく率りつは17％と取得しゅとく率りつの向上こうじょうが課題かだいとなる中なか、企業きぎょうの間まで仕事しごとと育児いくじの両立りょうりつを促うながそうという動うごきが広ひろがっています。