大学入試の
在り方を
議論している
文部科学省の
有識者会議は、2025
年の
大学入学共通テストにおける、
英語民間試験の
活用と
記述式問題の
導入について「
実現は
困難」とする
提言案を
示しました。
文部科学省は
この夏にも
導入の
断念を
正式に
決定する
方針です。
ことしから始まった大学入学共通テストでは当初、入試改革の柱として英語の民間試験の活用と国語と数学の記述式問題が導入される予定でしたが、地域格差や経済格差の懸念など制度の不備への指摘が相次ぎ、おととし、いずれも導入が見送られました。
その後、文部科学省は新たな学習指導要領で学ぶ今の中学3年生が受験する2025年以降の大学入試の在り方について有識者会議を設け、2つの柱について改めて共通テストへの導入の可否を検討してきました。
その結果、英語民間試験は地理的、経済的事情への対応が不十分で、コロナ禍で中止も相次いだ外部の試験に依存することへの課題が指摘されたほか、記述式問題も50万人以上が受験する中で公正な採点体制の確保などの課題を克服できないとして、22日の会議で「実現は困難と言わざるをえない」とする提言案が示されました。
提言案では、各大学の個別試験で導入していくべきだとして、推進策の充実も盛り込まれています。
文部科学省は今回の提言案がまとまり次第、この夏にも正式に導入の断念を決定する方針で、これにより2025年の大学入学共通テストではいずれも導入されない見通しになりました。