9
日夜、
四国の
最大36
万戸余りで
発生した
大規模な
停電について、
経済産業省は、
四国電力送配電に対し、
詳しい原因や
再発防止策の
報告を
求め、
今後、
何らかの対応が
必要か
検討することにしています。
9日、午後8時20分ごろ、四国の広い範囲で、最大36万5000戸余りが停電し、およそ1時間半後の午後9時49分に復旧しましたが一時、鉄道の駅舎の明かりや空港の誘導灯、信号機などが消えたほか、徳島県では、停電の影響で暗い室内で転倒して2人がけがをして病院に運ばれました。
四国電力送配電によりますと、本州と四国を結ぶ送電線の一部でトラブルがあり、復旧にあたっていたところ、何らかの原因で本州に送る電力が急激に増えたため、四国の電力が不足する状態となり、停電につながったということです。
今回の停電について、経済産業省は、10万キロワット以上の電力供給が、10分以上にわたって滞る大規模な停電にあたることから、省令に基づいて、四国電力送配電に対し、詳しい原因と再発防止策をとりまとめ、停電の発生から30日以内に報告するよう求めることにしています。
そのうえで、経済産業省は、会社側の調査状況などを踏まえ、今後、何らかの対応が必要か検討することにしています。