일본어 뉴스: 北陸鉄道石川線赤字続くもバスへの転換難しく鉄道で存続へ

北陸ほくりく鉄道てつどう石川いしかわ線せん赤字あかじ続つづくもバスへの転換てんかん難むずかしく鉄道てつどうで存続そんぞくへ

Aug 26, 2023 05:08

Furigana

全国ぜんこくの赤字あかじのローカル鉄道てつどうで存続そんぞくや廃止はいしの議論ぎろんが進すすむ中なか、石川いしかわ県けんの北陸ほくりく鉄道てつどう石川いしかわ線せんについて、バスへの転換てんかんが難むずかしいとして、自治体じちたいの財政ざいせい負担ふたんも視野しやに、鉄道てつどうとして存続そんぞくさせる案あんがまとまったことが関係かんけい者しゃへの取材しゅざいで分わかりました。バスなどの運転うんてん手しゅ不足ふそくが深刻しんこくになる「2024年ねん問題もんだい」が影響えいきょうした形かたちで、専門せんもん家かは、赤字あかじ路線ろせんのバスへの転換てんかんは難むずかしくなっていると指摘してきしています。

石川いしかわ県けんで唯一ゆいいつの私鉄してつ、北陸ほくりく鉄道てつどうは、赤字あかじが続つづいている2つの路線ろせんに対にたいする公的こうてきな支援しえんを求もとめ、沿線えんせんの自治体じちたいなど、関係かんけい機関きかんと協議きょうぎしています。

このうち、金沢かなざわ市しなどを走はしる石川いしかわ線せんについては、鉄道てつどうとして存続そんぞくさせる案あんと、「BRT」と呼よばれる専用せんよう道路どうろを走はしるバスに転換てんかんする案あんを中心ちゅうしんに議論ぎろんしてきました。

議論ぎろんの方向ほうこう性せいは8月つき30日にちに沿線えんせんの市長しちょうなどが集あつまる会議かいぎで決きまる見通みとおしですが、事務じむ局きょくを務つとめる金沢かなざわ市しが、鉄道てつどうとして存続そんぞくさせる案あんをまとめたことが関係かんけい者しゃへの取材しゅざいで分わかりました。

この案あんは、すでにほかの自治体じちたいにも示しめされていて、反対はんたい意見いけんが出でなければ、石川いしかわ線せんの鉄道てつどうとしての存続そんぞくが決定けっていするということです。

鉄道てつどうとして存続そんぞくさせる場合ばあい、自治体じちたいが財政ざいせい的てきな負担ふたんを負おう可能かのう性せいがありますが、バスに転換てんかんする案あんについては、時間じかん外がい労働ろうどうの規制きせいが強化きょうかされる「2024問題もんだい」の影響えいきょうで、慢性まんせい的てきな運転うんてん手しゅ不足ふそくがさらに深刻しんこくになるため、見送みおくられたということです。

交通こうつう政策せいさくに詳くわしい「計量けいりょう計画けいかく研究所けんきゅうじょ」の牧村まきむら和彦かずひこ理事りじは、赤字あかじのローカル鉄道てつどうをバスに転換てんかんさせることは難むずかしくなっていると指摘してきしたうえで、「これまでは民間みんかんの事業じぎょう者しゃが地域ちいきの交通こうつうを支ささえてきたが、公的こうてきな資金しきんをどう投入とうにゅうするか考かんがえることが重要じゅうようになる」と話はなしています。