今月23
日、
徳島県内を
走るJR
徳島線の
踏切で、
警報器が
鳴らず
遮断機も
下りないまま
列車が
通過した
トラブルがあり、JR
四国は
落雷によって
列車の
接近を
検知する
装置が
壊れたことが
原因だとする
調査結果を
明らかにしました。
今月23日の午後1時40分ごろ、徳島県美馬市のJR徳島線の小島駅の西、およそ140メートルの地点にある「小島駅西踏切」で、警報機が鳴らず、遮断機も下りないまま、2両編成の上りの普通列車が通過しました。
当時、踏切を通行する人はおらず、けが人はいませんでした。
このトラブルについてJR四国は、通常、踏切が故障した際には、警報機が鳴り続け、遮断機が下りた状態のままになるよう設計されているものの、今回は、落雷によって踏切近くにある列車の接近を検知する装置が壊れたため、作動しなかったとみられるという調査結果を明らかにしました。
当時、徳島県内は大気の状態が非常に不安定で、美馬市でも激しい雨が降るなどしていました。
これについて、JR四国の西牧世博社長は、記者会見で「お客様や踏切を通行する皆様にご心配をおかけし申し訳ない。再発防止に向けて対策を取りたい」と述べました。