「京たんご梨」は、京丹後市の久美浜町と網野町で栽培されている梨で、甘みと酸味のバランスが良いのが特徴です。
ことしの収穫は8月23日から始まっていて、29日午前6時から京都市下京区の京都市中央卸売市場で初競りが行われました。
10キロ入りの箱が並べられ、競り人が声をかけると、業者が指で値段を示して競り落とし、1箱4500円から6500円で取り引きされていました。
糖度が11.5度を超えるなど一定の条件を満たした梨は、京都府などが認定する「京のブランド産品」にも選ばれていて、京都や大阪で販売されるほか、台湾やベトナムにも輸出されるということです。
生産する「京たんご梨生産協議会」の畑中孝昭会長は、「ことしは雨が少なく、さらに猛暑だったこともあり、栽培に苦労しました。例年に比べると小ぶりですが、甘みが凝縮した梨に仕上がったので、多くの人に味わってほしいです」と話していました。
「京たんご梨」の出荷は9月下旬まで続きます。