Báo tiếng Nhật: 早期乳がんの新治療始まる “切除より負担少ない治療に”期待

早期そうき乳にゅうがんの新しん治療ちりょう始はじまる “切除せつじょより負担ふたん少すくない治療ちりょうに”期待きたい

Jan 25, 2024 21:01

Furigana

早期そうきの乳にゅうがんの患者かんじゃに対にたいし、胸むねに細ほそい針はりのような電極でんきょくを刺さして熱ねつでがんを焼やいて死滅しめつさせる新あらたな治療ちりょう法ほうが去年きょねん12月つきに保険ほけん適用てきようとなり、東京とうきょう都内とないの病院びょういんで25日にちから患者かんじゃへの治療ちりょうが始はじまりました。乳房ちぶさを切除せつじょする手術しゅじゅつよりも負担ふたんの少すくない治療ちりょうになると期待きたいされています。

この治療ちりょう法ほうは「ラジオ波は焼灼しょうしゃく療法りょうほう」と呼よばれ、外そとから細ほそい針はりのような電極でんきょくを刺さして中なかで発生はっせいさせた熱ねつによってがんを死滅しめつさせるもので、新あらたに早期そうきの乳にゅうがんへの治療ちりょう法ほうとして去年きょねん12月つき、保険ほけん適用てきようとなりました。

これを受うけて東京とうきょう目黒めぐろ区くの東京とうきょう医療いりょうセンターでは、25日にちからこの治療ちりょう法ほうを始はじめ、医師いしが画像がぞうを見みながら、患者かんじゃの胸むねに慎重しんちょうに電極でんきょくを刺さして治療ちりょうを行おこないました。

乳にゅうがんの治療ちりょうは早期そうきでも乳房ちぶさの一部いちぶや全部ぜんぶを切除せつじょする手術しゅじゅつが中心ちゅうしんとなっていますが、この治療ちりょう法ほうは、傷きずが小ちいさいため体からだへの負担ふたんも少すくなく、これまでの臨床りんしょう研究けんきゅうでは、切除せつじょ手術しゅじゅつと同等どうとうの効果こうかが認みとめられたということです。

対象たいしょうとなるのは

▽がんが1つだけで

▽がんの大おおきさが1.5センチ以下いかなどの

条件じょうけんに合あった早期そうきの乳にゅうがんで、治療ちりょうは日本にっぽん乳癌にゅうがん学会がっかいが認定にんていした医療いりょう機関きかんで行おこなわれるということです。

臨床りんしょう研究けんきゅうで代表だいひょうを務つとめた東京とうきょう医療いりょうセンターの木下きのした貴之たかゆき副ふく院長いんちょうは「乳房ちぶさを切除せつじょせずに治療ちりょうできるのは患者かんじゃさんにもメリットが大おおきいはずだ。この治療ちりょうが行おこなえる施設しせつを増ふやせるよう、普及ふきゅうに力ちからを入いれたい」と話はなしていました。