米アトランタの国際空港で離陸を直前に控えた米大手デルタ航空の旅客機が滑走路へ向けて誘導路を走行中、機首の下部にある車輪が脱落し、斜面部分を転げ落ちていく異例の事態がこのほど起きました。
米連邦航空局(FAA)の暫定報告書でわかりました。アトランタのハーツフィールド・ジャクソン国際空港で今月20日に起きたもので、機材は米ボーイング製の757型旅客機で、南米コロンビアのボゴタへ向かおうとしていました。
FAAによると、同航空982便で車輪の脱落が判明後、乗客は機内から離れ、ターミナルへバスで戻りました。負傷者の発生は報告されていません。
デルタ航空は声明で、車輪の脱落が起きたことを確認しました。乗客全員と持参の荷物も全て乗降ゲートへ運び、別の機材へ移したと説明。迷惑をかけたことへの謝罪も示しました。