今シーズン最も優れたバッターに贈られる「ハンク・アーロン賞」は大リーグ歴代2位の755本のホームランを打ち、おととし亡くなったハンク・アーロンさんにちなんで1999年に始まり、ファン投票や野球殿堂入りした元選手による選考によってリーグで1人ずつが選ばれます。
大リーグ機構は6日、「ハンク・アーロン賞」の最終候補を発表し、ことしアジア出身の選手として大リーグで初めてホームラン王を獲得した大谷選手が、アメリカンリーグの最終候補9人に選ばれました。
大谷選手が最終候補に選ばれるのはおととしから3年連続で、受賞すれば日本、そしてアジア出身の選手として初めての快挙となります。
大谷選手は今シーズン、バッターとして打率3割4厘、ホームラン44本、95打点をマークし、出塁率と長打率を足した「OPS」は1.066で大リーグ全体でトップでした。
アメリカンリーグの最終候補には
▽大谷選手に次ぐリーグ2位のホームラン39本を打ったレンジャーズのガルシア選手、
▽OPSでリーグ2位のレンジャーズのシーガー選手、
▽規定打席には届かなかったもののホームラン37本を打ったヤンキースのジャッジ選手などが名を連ねています。
「ハンク・アーロン賞」のファン投票は大リーグ機構のホームページで10月13日まで受け付けられていて、受賞者は例年11月に発表されます。