三重県知事選挙は、さきほど午後8時に投票が締め切られました。
NHKの事前の情勢取材や12日投票した有権者を対象にした出口調査では、自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦した元国土交通省自動車局長の一見勝之氏が、ほかの2人を大きく引き離して極めて優勢です。
また、11日までに期日前投票をした人に行った調査でも、一見氏が上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、一見氏の初めての当選が確実になりました。
一見氏は、三重県亀山市出身の58歳。
昭和61年に当時の運輸省に入り、海上保安庁の次長や国土交通省の自動車局長などを務めました。
今回の選挙は、衆議院選挙に立候補する現職の辞職に伴うもので、告示翌日の先月27日には、三重県に緊急事態宣言が出されました。
選挙戦で一見氏は、若い世代へのワクチン接種の加速をはじめ新型コロナウイルス対策の推進や感染収束後の産業振興などを実現すると訴えました。
その結果、推薦を受けた各党の支持層に加え無党派層からも幅広く支持を集め初めての当選を確実にしました。
一見勝之氏は「重責に身が引き締まる思いだ。現下の新型コロナをいかに収めるか、人口減少への対応、各地の産業をいかに振興していくか。さまざまな課題に対応して、しっかりと誠心誠意やらせていただきたい」と述べました。
5
4
3
2
1