日本新聞: 台風14号あす以降接近へ週末は北～西日本で雨風強まる見込み

台風たいふう14号ごうあす以降いこう接近せっきんへ週末しゅうまつは北きた～西日本にしにほんで雨あめ風かぜ強つよまる見込みこみ

Sep 15, 2021 19:09 0

Furigana

東シナ海ひがししなかいで停滞ていたいを続つづける台風たいふう14号ごうは16日にち、次第しだいに進路しんろを変かえて日本にっぽんに近ちかづく見込みこみで、16日にちの夜よる以降いこうは西日本にしにほんを中心ちゅうしんに大雨おおあめになるおそれがあります。

台風たいふうは17日にちには温帯おんたい低てい気圧きあつに変かわる見込みこみですが、北きた日本にっぽんから西日本にしにほんにかけての広ひろい範囲はんいで雨あめや風かぜが強つよまる見込みこみで、今いまのうちにできる備そなえを進すすめてください。

16日にち夜よる以降いこう西日本にしにほん中心ちゅうしんに大雨おおあめのおそれ

気象庁きしょうちょうによりますと、台風たいふう14号ごうは13日にちから東シナ海ひがししなかいでほとんど停滞ていたいを続つづけていますが、16日にちの日ひ中ちゅうには北東ほくとうに進路しんろを変かえ、17日にち朝あさには対馬つしま海峡かいきょうへ進すすみ温帯おんたい低てい気圧きあつに変かわる見込みこみです。

九州きゅうしゅう付近ふきんにある前線ぜんせんの活動かつどうも活発かっぱつになるため、西日本にしにほんを中心ちゅうしんに大雨おおあめになるおそれがあります。

16日にちの夕方ゆうがたから17日にちの夕方ゆうがたにかけての24時間じかんに降ふる雨あめの量りょうは、いずれも多おおいところで

▽四国しこくで200ミリから300ミリ

▽九州きゅうしゅう北部ほくぶで100ミリから200ミリ

▽九州きゅうしゅう南部なんぶ、近畿きんき、東海とうかいで100ミリから150ミリ

▽中国ちゅうごく地方ちほうで50ミリから100ミリと

予想よそうされています。

九州きゅうしゅうの一部いちぶではすでに大雨おおあめになっているため、ふだんより少すくない雨あめで土砂どしゃ災害さいがいが起おきやすいことから十じゅう分ふん注意ちゅういが必要ひつようです。

18日にち（土ど）北きた～東日本ひがしにっぽんでも非常ひじょうに激はげしい雨あめのおそれ

その後そのごの予報よほうには幅はばがありますが、低てい気圧きあつは17日にち以降いこう、東日本ひがしにっぽんや北きた日本にっぽんに近ちかづく見込みこみで、18日にち土曜どよう日びは東日本ひがしにっぽんや北きた日本にっぽんでも雷かみなりを伴ともなって非常ひじょうに激はげしい雨あめが降おり大雨おおあめになるおそれがあります。

地元じもとの気象台きしょうだいからの気象きしょう情報じょうほうや自治体じちたいからの避難ひなんに関にかんする情報じょうほうを確認かくにんするようにしてください。

暴風ぼうふう・高波たかなみにも十分じゅうぶん注意ちゅうい

また、台風たいふうが温帯おんたい低てい気圧きあつに変かわると中心ちゅうしんだけでなく広ひろい範囲はんいで強つよい風かぜが吹ふくおそれがあります。

西日本にしにほんでは17日にちから18日にち朝あさにかけて非常ひじょうに強つよい風かぜが吹ふき、海上かいじょうはしける見込みこみで、18日にちは北きた日本にっぽんや東日本ひがしにっぽんでも広ひろい範囲はんいで風かぜが強つよまる見込みこみです。暴風ぼうふうやうねりを伴ともなった高波たかなみにも十分じゅうぶん注意ちゅういが必要ひつようです。

今いまのうちに備そなえを

あらかじめ自治体じちたいのハザードマップなどで地域ちいきの災害さいがいの危険きけんを把握はあくし、お年寄としよりや体からだの不自由ふじゆうな人ひとなど避難ひなんに時間じかんがかかる人ひとは雨あめや風かぜが強つよまる前まえに早はやめに安全あんぜんな場所ばしょへ移動いどうできる準備じゅんびを進すすめるなど、今いまのうちにできる備そなえを進すすめてください。

気象庁きしょうちょう長谷川はせがわ長官ちょうかん「温帯おんたい低てい気圧きあつになり安心あんしんではない」

気象庁きしょうちょうの長谷川はせがわ直之なおゆき長官ちょうかんは15日にちに開ひらかれた定例ていれいの記者きしゃ会見かいけんで、今後こんごの台風たいふうの見通みとおしについて「温帯おんたい低てい気圧きあつになる予想よそうだが『温帯おんたい低てい気圧きあつになれば安心あんしんだ』ということでは決けっしてない。むしろさらに発達はったつするという予想よそうで、風かぜの吹ふき方かたや雨あめの降ふり方かたも台風たいふうとは変かわる。最新さいしんの気象きしょう情報じょうほうに注意ちゅういし、皆みなさんご自身じしんが住すんでいるところにどんな危険きけんがあるのかをしっかり理解りかいいただいて準備じゅんびを進すすめてほしい」と呼よびかけました。

一方いっぽう、長谷川はせがわ長官ちょうかんは、8月つきの大雨おおあめで気象庁きしょうちょうのホームページにアクセスが集中しゅうちゅうし、一時いちじつながりにくくなったトラブルを受うけてシステムの改善かいぜんを行おこない、前回ぜんかいのようなアクセスには耐たえられるようにしたと現状げんじょうの対策たいさくを説明せつめいしました。

また、最もっとも閲覧えつらんする人ひとが多おおい雨雲あまぐものレーダー画面がめんのアクセスを分散ぶんさんするとともに、万が一まんがいち、ホームページがつながらなくなった時ときにも備そなえるため簡易かんい的てきなレーダー画面がめんを見みられるページを今月こんげつ中ちゅうには開設かいせつするということです。