自民党じみんとう総裁そうさい選せん 4候補こうほ 政策せいさく訴うったえ支持しじ呼よびかける

これに対にたいし、河野こうの氏しは「賃金ちんぎんをどう増ふやしていくかという選択肢せんたくしの1つが副業ふくぎょうだ。人口じんこうが減へって労働ろうどう力りょくが足たりない中なか『副業ふくぎょう禁止きんし』と、勝手かってに会社かいしゃが決きめてよいのか。個人こじんの可能かのう性せいは伸のばしていかなければいけない」と述のべました。

また、河野こうの氏しは、福島ふくしま県けんで復興ふっこうなどに取り組とりくむ若手わかての水産すいさん加工かこう業者ぎょうしゃらともオンラインで意見いけん交換こうかんしました。

東京とうきょう電力でんりょく福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょの処理しょり水すいを海うみに放出ほうしゅつする方針ほうしんをめぐり、河野こうの氏しは「国くにが前面ぜんめんに出でて、安全あんぜん性せいをアピールしなければいけない。問題もんだいがないおいしい魚さかなが単たんなる風評ふうひょうで売うれないのは国くにの責任せきにんなので、しっかりと支ささえていかなければならない」と述のべ、国くにが責任せきにんを持もって風評ふうひょう対策たいさくを進すすめる必要ひつようがあるという考かんがえを示しめしました。

岸田きしだ氏しは「多おおくの国民こくみんが疲つかれを感かんじている中なかで、観光かんこう業ぎょうの皆みなさんが大変たいへん深刻しんこくな影響えいきょうを受うけている。バージョンアップした新あらたな観光かんこう振興しんこう策さく『Go To2.0』という取り組とりくみを仲間なかまで議論ぎろんしていて、ぜひ結果けっかにつなげたい」と述のべました。

そして、ワクチンの接種せっしゅ証明しょうめいを利用りようする制度せいどに変更へんこうすることや、中小ちゅうしょうの旅館りょかんなどを利用りようした場合ばあいに補助ほじょ率りつを引き上ひきあげることなどを検討けんとうすると説明せつめいしました。

このあと、岸田きしだ氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「大変たいへん、前向まえむきに捉とらえてもらった。中小ちゅうしょう零細れいさいも含ふくめて恩恵おんけいを受うけてもらうことが必要ひつようで、早はやく皆みなさんに喜よろこんでもらう形かたちで経済けいざいを回まわしていく」と述のべました。

この中なかで、高市たかいち氏しは、少子しょうし化か対策たいさくについて「いろいろなデータを見みると男性だんせいが家事かじをやる時間じかんが長たければ長ながいほど、子こどもの数かずが増ふえているので、男性だんせいにもしっかり家事かじ負担ふたんをしてもらうことが大事だいじだ。法律ほうりつで男性だんせいの育児いくじ休業きゅうぎょうの取得しゅとくを義務ぎむづけることも1つの方法ほうほうだ」と述のべました。

また、高市たかいち氏しは、経済けいざい的てきな理由りゆうで結婚けっこんをためらわないよう、若わかい世代せだいの賃上ちんあげや、ベビーシッターなどを利用りようした場合ばあいの税額ぜいがく控除こうじょの導入どうにゅうに意欲いよくを示しめしました。

また、子こどもに関にかんする政策せいさくをめぐり「『こども庁ちょう』という名前なまえになるかはわからないが、一体いったい的てきな権限けんげんを持もち、予算よさん措置そちや法案ほうあん提出ていしゅつもできる組織そしきは必要ひつようだ。与党よとう内ないで意見いけんを集約しゅうやくして賛成さんせいしていただける内容ないように仕上しあげていかなければならず、法案ほうあん提出ていしゅつのスピード感かんは今いまは断定だんてい的てきには申し上もうしあげにくい」と指摘してきしました。

一方いっぽう、同性どうせい婚こんについては「憲法けんぽうでは、結婚けっこんは両性りょうせいの合意ごういによるとなっている。同性どうせい婚こんを認みとめるかどうかは、相当そうとう、国民こくみん的てきな議論ぎろんが必要ひつようで、少すこし時間じかんがかかる。問題もんだい点てんやメリットの両方りょうほうを議論ぎろんしなければならない」と述のべました。

そして、今回こんかい、初はじめて総裁そうさい選挙せんきょに立候補りっこうほした経緯けいいを説明せつめいしたうえで「皆みなさんの後押あとおしで立候補りっこうほできた。遅おそいスタートは分わかっているが岐阜ぎふで育そだてられ、うそをつかず誠心せいしん誠意せいいが政治せいじのモットーであるので、限かぎられた時間じかんではあるが、ぜひとも力ちからを与あたえてほしい」と支持しじを呼よびかけました。

また野田のだ幹事かんじ長ちょう代行だいこうは、19日にち午後ごご、報道ほうどう各社かくしゃのインタビューに応おうじました。

この中なかで、野田のだ氏しは、国会こっかい議員ぎいんの定数ていすうを削減さくげんする必要ひつようがあると強調きょうちょうしたうえで「衆議院しゅうぎいん選挙せんきょの『比例ひれい復活ふっかつ』は、小しょう選挙せんきょ区くで落選らくせんした人ひとが比例ひれい代表だいひょうで当選とうせんして議員ぎいんになるわかりにくさがあり、排除はいじょしないといけない。そういうところでも、議員ぎいんを相当そうとう削減さくげんできるのではないか」と指摘してきし、衆議院しゅうぎいん選挙せんきょで小しょう選挙せんきょ区くと比例ひれい代表だいひょうに重複じゅうふく立候補りっこうほできる制度せいどの在り方ありかたを見直みなおすべきだという認識にんしきを示しめしました。

また、選択せんたく的てき夫婦ふうふ別姓べっせいについて「あくまで、選択せんたく的てきということであり、同おなじ氏しを希望きぼうする人ひとは同おなじ氏しでいい。別々べつべつの氏しを名乗なのりたいと求もとめている人ひとに対にたいし、政府せいふは広ひろく受け止うけとめていかなければいけない」と述のべました。

そして「これだけ議論ぎろんしても答こたえが出でないのであれば、臓器ぞうき移植いしょく法ほうと同おなじように、国会こっかい議員ぎいんそれぞれの思想しそう信条しんじょうに基もとづいて、党議とうぎ拘束こうそくを外はずすのが大切たいせつだ」と述のべました。