Actualités japonaises: 謎だったマガキ幼生の餌極小の新種プランクトンと判明

謎なぞだったマガキ幼生ようせいの餌えさ極小きょくしょうの新種しんしゅプランクトンと判明はんめい

Sep 20, 2021 04:09

Furigana

海うみで養殖ようしょくが盛さかんに行おこなわれているマガキは卵たまごからふ化ふかした直後ちょくごの時期じきに何なにを餌えさとしているのかこれまで謎なぞとされてきましたが、極きわめて小ちいさな新種しんしゅのプランクトンを食たべていることを水産すいさん研究けんきゅう・教育きょういく機構きこうの研究けんきゅうグループが明あきらかにし、養殖ようしょく技術ぎじゅつへの応用おうようが期待きたいされています。

マガキは大おおきくなると植物しょくぶつプランクトンを食たべて成長せいちょうしていますが、卵たまごからふ化ふかして海中かいちゅうを漂ただよう幼生ようせいの時期じきは何なにを食たべているのか確認かくにんされたことがなく、これまで謎なぞとされてきました。

水産すいさん研究けんきゅう・教育きょういく機構きこうの浜口はまぐち昌巳まさみさんらの研究けんきゅうグループは広島ひろしま湾わんでとったカキの幼生ようせいの消化しょうか管かんの内容ないよう物ぶつを最新さいしんのDNA分析ぶんせき技術ぎじゅつを使つかって解析かいせきしました。

その結果けっか、2種類しゅるいの「けいそう」と呼よばれるプランクトンの仲間なかまの新種しんしゅが検出けんしゅつされたということです。

どちらも直径ちょっけい5マイクロメートルほどの円柱えんちゅう形がたで、一般いっぱん的てきな「けいそう」よりも十じゅう分ぶんの一いち程度ていどの極きわめて小ちいさな特殊とくしゅな種類しゅるいだとしています。

カキの幼生ようせいにこの新種しんしゅの「けいそう」を加くわえると食たべる様子ようすが確認かくにんできたということです。

この新種しんしゅの「けいそう」は極きわめて小ちいさいことから、これまでは大おおきなプランクトンの死しがいのかけらなどと思おもわれていて十分じゅうぶんに研究けんきゅうされてきませんでしたが、改あらためて調しらべると、カキの幼生ようせいが豊富ほうふにいる海域かいいきで多おおく生息せいそくしていることが分わかったということです。