新型コロナウイルスのワクチン
接種に
向けて、
厚生労働省は17
日に
自治体向けの
説明会を
行い、
来月末までの
期間は
十分な
供給量が
見込めないことから、
これまで
自治体に
求めた
準備スケジュールの
一部を
遅らせる可能性があることを
明らかにしました。
アメリカの
製薬大手ファイザーのワクチンが
今月14
日に
承認されたことを
受けて、
厚生労働省は17
日に
全国の
市町村を
対象にした
説明会をオンラインで
行いました。
このなかで、4月から高齢者を対象にした接種が始まる見込みなのを前に、高齢者へのクーポン=接種券を来月下旬に発送するなど、自治体に求める準備のスケジュールを改めて示しました。
そのうえで、ワクチンの供給が世界的にひっ迫している影響で、来月末までのことしの第1四半期は十分な供給量が見込めないため、高齢者への接種券の発送時期などを遅らせる可能性があることを明らかにしました。
また、解凍したワクチンは振動を与えると品質や有効性が低下するおそれがあるとして、移送の際の注意点を示し、冷凍庫に入れたまま凍った状態で運ぶことや、冷蔵の場合は国が用意する保冷バッグに入れ固定して運ぶことなどを求めました。
そのうえで、自治体に対して来月中旬ごろまでに、接種に向けた計画を策定するよう求めました。
厚生労働省は、今後もスケジュールなどの見通しを自治体に伝えていくとともに準備に向けた支援を進めるとしています。