コロナ
禍による
影響で
今年度、12
月末までに
全国の
大学や
短期大学などを
中途退学や
休学した
学生は
およそ5800
人に
上っていることが
文部科学省の
調査で
分かりました。
文部科学省は、
全国の
大学や
短期大学、
それに
高等専門学校を
対象に、
今年度、4
月から12
月までの
中途退学や
休学、それに
支援の
状況を
調査し、
全体の95%
に当たる1009
校から
回答を
得ました。
その結果、
▽中途退学した学生は2万8647人、
▽休学した学生は6万5670人で、
このうち感染拡大の影響と分かっている人は、
▽中退者は1367人、
▽休学者は4434人の合わせて5801人となっています。
全体としては、前の年の同じ時期と比べ、中退者は2割ほど、休学者は1割近く減っています。
これについて文部科学省は、99%の学校が後期授業料の納付期限を猶予し、74%が経済的に困難な学生を対象に授業料の減額や免除を行っていることや、国の低所得世帯を対象とした給付型奨学金が支給される制度が去年4月から始まり、12月時点で27万人近くが利用していることなどが背景にあるとみています。
文部科学省は「年度末に向け、中退や休学する学生が増えることも想定されるため、引き続き、大学などと連携し、きめ細かな支援を継続したい」としています。