議長国イギリスのジョンソン首相は記者会見し、新型コロナウイルスワクチンの世界への提供で合意したことなど会議の成果を強調しました。
イギリスの南西部のコーンウォールで開かれているG7サミットは13日、最終日を迎え、気候変動の問題などについて意見が交わされ、すべての討議の日程を終えました。
議長国イギリスのジョンソン首相は記者会見し、「各国首脳は新型コロナウイルスワクチン10億回分を提供すると約束した」と述べ、3日間の会議の成果を強調しました。
また「民主主義の価値観がいかに重要であるかを語るだけでは十分ではない。私たちG7がすべきことは、民主主義、自由、そして人権の利点を世界に示すことだ」と述べました。
一方、G7サミットは首脳宣言を発表し、この中で「私たちは台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的な解決を促す。東シナ海や南シナ海の状況を引き続き深刻に懸念するとともに、現状を変え、緊張を高めるあらゆる一方的な試みに強く反対する」と記されています。
また、「新型コロナウイルスを乗り越える世界の団結の象徴として、東京オリンピック・パラリンピックを安全に開催することを改めて支持する」と表明されました。