大阪府の
吉村知事は、
府内での
新型コロナウイルスの
感染拡大を
受けて、
大阪に
緊急事態宣言を
発出するよう
政府に
要請する
方向で
調整に
入ったことを
明らかにしました。
府は、8日に対策本部会議を開いて正式に決定することにしています。大阪府では6日に、1日としては過去最多の560人の感染が新たに確認されるなど、感染拡大に歯止めがかかっていません。
こうした状況について、吉村知事は7日夕方、記者団に対し「府民や事業者の協力でなんとか感染の急拡大を抑えてきたが、年末の人の動きで、きのうは560人の感染が確認されたほか、きょうも過去最多の感染者数になるという報告を受けた」と述べました。
そのうえで、吉村知事は「感染拡大の明らかな兆しが見えている。先手の対応を打つべき時だ」と述べ、大阪に緊急事態宣言を発出するよう政府に要請する方向で調整に入ったことを明らかにしました。
府は、8日に対策本部会議を開いて、こうした方針を正式に決定することにしています。
また、吉村知事は、隣接する兵庫県と京都府と足並みをそろえた対応をとりたいとして、3府県での調整を急ぐ考えを示しました。