首都ワシントンの
警察幹部は6
日夜、
記者会見を
開き、
連邦議会が
占拠された
混乱の
中、
女性1
人が
警察官に
銃で
撃たれて
死亡した
ほか、3
人がそれぞれ「
医療的な
緊急事態」で
亡くなったと
明らかにしました。
また不法侵入などの
疑いで52
人を
逮捕したとしています。
それによりますと、
議事堂に
侵入した
人たちの
一部が
審議中の
議場に
入ろうとして
警察官が
発砲し、
成人女性1
人が
撃たれて
病院に
搬送されましたが、
死亡したということです。
またこの女性とは別に、議事堂周辺で3人がそれぞれ「医療的な措置を要する緊急事態」で亡くなったとしていますが、混乱との関係ははっきりしていません。
一方、警察幹部は6日夜までに銃の不法所持や不法侵入、夜間外出禁止令に違反した疑いなどで52人を逮捕したほか、民主党と共和党の全国委員会の建物でパイプ爆弾が見つかったと明らかにしました。
バウザー市長は記者会見で、一連の混乱について「アメリカの民主主義に対する前例のない攻撃だ。アメリカの大統領によって扇動されたもので、その責任を問われなければならない」と述べて、トランプ大統領の言動が事態を招いたと厳しく非難しました。
そのうえで治安を確保するためとして、6日に出した非常事態宣言をバイデン次期大統領が就任する今月20日まで延長したとしています。