Actualités japonaises: 新型コロナ感染後の免疫 8か月間は持続米研究グループが発表

新型しんがたコロナ感染かんせん後ごの免疫めんえき 8か月かげつ間かんは持続じぞく米べい研究けんきゅうグループが発表はっぴょう

Jan 9, 2021 11:01 1

Furigana

新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんするとヒトの体内たいないでできる免疫めんえきは8か月かげつ間かんは続つづくとする研究けんきゅう成果せいかをアメリカの研究けんきゅうグループがまとめ、有力ゆうりょくな科学かがく雑誌ざっしサイエンスに論文ろんぶんが掲載けいさいされました。アメリカのラホヤ免疫めんえき研究所けんきゅうじょなどの研究けんきゅうグループによりますと、感染かんせんした19歳さいから81歳さいの男女だんじょ188人にんの血液けつえきを調しらべた結果けっか、新型しんがたコロナウイルスを攻撃こうげきする「抗体こうたい」は、発症はっしょうの20日にち後ごから8か月かげつ後ごまで安定あんていして検出けんしゅつされたということです。

また、この特定とくていの「抗体こうたい」を作り出つくりだすメモリーB細胞さいぼうと呼よばれる細胞さいぼうは、発症はっしょうしてから4か月かげつ後ごから5か月かげつ後ごまで緩ゆるやかに増ふえる傾向けいこうがみられたとしています。

さらに、この細胞さいぼうなどを活性かっせい化かさせる「司令しれい官かん」役やくの別べつの細胞さいぼうや、新型しんがたコロナウイルスに侵入しんにゅうされた細胞さいぼうを破壊はかいする細胞さいぼうも、時間じかんの経過けいかとともに減少げんしょうするものの多おおくの人ひとで6か月かげつ以上いじょうは安定あんていして存在そんざいすることが明あきらかになったということです。

一度いちど感染かんせんして体内たいないでできる免疫めんえきが次つぎのウイルスの侵入しんにゅうに備そなえる働はたらきは「免疫めんえき記憶きおく」と呼よばれますが、新型しんがたコロナウイルスの場合ばあい、確認かくにんから1年ねんほどしかたっていないため、「免疫めんえき記憶きおく」がどの程度ていど続つづくのか詳くわしいことはわかっていませんでした。

ラホヤ免疫めんえき研究所けんきゅうじょのシェーン・クロッティ教授きょうじゅは「今回こんかいの結果けっかから、感染かんせん者しゃの多おおくは再ふたたび感染かんせんしてもある程度あるていど長ながい期間きかん、重症じゅうしょう化かすることから守まもられる可能かのう性せいが示しめされた」としたうえで、今後こんご、ワクチンでも同おなじようなことがおきるのか研究けんきゅうする必要ひつようがあるとしています。